【浦和】「悲しかった」サポーターへの想いを問われたチアゴ・サンタナは取材ゾーンで目頭に涙を浮かべ…。クラブW杯 モンテレイに0-4で敗れ3戦全敗
モンテレイ戦で声援を送り続けた浦和レッズのサポーター。(Photo by Leon Bennett - FIFA/FIFA via Getty Images)
90分にゴールネットを揺らしたが、オフサイドで幻に…。
[米国クラブW杯 E組 GS3節] 浦和 0–4 モンテレイ/2025年6月26日10:00(現地25日18:00)/ローズボウル(ロサンゼルス)
クラブ・ワールドカップ(クラブW杯)グループステージ(GS)第3戦、J1リーグ浦和レッズはメキシコ1部(リーガMX)CFモンテレイに0-4で敗れ、今大会3連敗の勝点ゼロでGS最下位に終わった。
グループEは、2-0でリーベル・プレートを下したインテル・ミラノが2勝1分で首位突破。モンテレイが1勝2分の勝点7で2位、リーベルが1勝1分1敗の勝点4で3位に終わった。
後半開始から投入されたFWチアゴ・サンタナは0-3で迎えた90分、二田理央のクロスに合わせてゴールネットを揺らし、一旦は副審も旗を上げず「ゴール」と判定された。
しかし、VARの介入が入ると、オフサイドでは珍しいOFR(オン・フィールド・レビュー)を経て(前線にいた二人の位置関係の確認など)、オフサイドで取り消された。
結局、浦和のブラジル人ストライカーはこの試合とともに、今大会ノーゴールに終わった。
試合後の取材で「ゴール裏から声援を送り続けたサポーターへの思いを」と問うと、チアゴ・サンタナは「悲しかったです。1試合目、2試合目と負け、それでもこの試合、あのように大きな声援を送ってくれました」と語り、うつむいて目頭に涙をためた。
「多くの方々に悲しい想いをさせてしまいました。もっともっと自分たちがいい結果を残すはずだと、みんなが信じていてくれたはずです。悔しい想いでいっぱいです」
チアゴ・サンタナは自身の力不足と不甲斐なさを受け止めていた。
「ただ日本に帰ってもサポーターの皆さんの力、後押しが必要です。私たちは最後までタイトル争いをして、目標であるJ1のタイトルを勝ち獲れるように頑張るので、サポートをお願いします」
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そしてチアゴは目頭を少し拭い、前を向いた。
浦和は帰国したあと7月19日のアウェーでのFC東京戦で、J1リーグ再開を迎える。