【日本代表への推薦状】冨安健洋ら不安のセンターバック、植田直通の闘魂注入を! E-1東アジア選手権、7/3メンバー発表。首位・鹿島で全試合フル出場中
植田直通 写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
“全試合無失点”で、W杯メンバー争いに食い込みたい。
E-1東アジア選手権に臨む国内組のみとなるサッカー日本代表(SAMURAI BLUE)のメンバーが7月3日に発表される。今大会は韓国で開催され、日本は7月8日に香港代表、12日に中国代表、15日に韓国代表と対戦する。
前回2022年のカタール・ワールドカップ(W杯)では、このE-1選手権をキッカケに町野修斗、相馬勇紀がW杯メンバー入りにつなげ、山根視来もその地位をより確かにしていった。
日本は東アジアでの連覇を果たすことで、その中からメンバー争いに食い込んでいきたい。
この大会の日本代表のディフェンスリーダーとしても期待したいのが、首位・鹿島アントラーズを支えるセンターバックの植田直通だ。これまで全試合フル出場中である。
日本代表の最終ラインは現在、カタールW杯日本代表の主力でもあった冨安健洋(アーセナルFC)と伊藤洋輝(バイエルン・ミュンヘン)と、メガクラブに所属する二人がリハビリ中である。また、ボルシア・メンヒェングラートバッハの板倉滉も2024-25シーズンは何度か故障により離脱した(新シーズンは移籍が噂される)。全員が完璧なコンディションで、北中米ワールドカップ(W杯)に臨めるかは読めずにいる。
この主力組に、瀬古歩夢(グラスホッパー・チューリッヒ)、渡辺剛(KAAヘント)が続く。
今後の森保ジャパンは、3バックと4バックが併用されていくと想定される。よりストライカーとのマッチアップが求められる4バックの中央では、植田のパフォーマンスはむしろ主力組に匹敵するレベルにあると言える。加えて、セットプレーでの魂のこもったヘディングによる得点力も魅力だ。
このE-1選手権、“全試合無失点”でタイトルをもたらすぐらい、突き抜けたパフォーマンスを発揮したい。文句なしの結果を残すことで、植田はW杯メンバー争いに食い込めるはずだ。
果たして森保監督が今大会のCB、W杯を見据えた即戦力を優先するのか、それとも未来につながるタレントに主眼を置くのか。その意向により人選も変わってくる。
ヨーロッパ組を含めた日本代表は、東京オリンピック世代が中心になり、アジア予選の安定した戦いにより、メンバーも固定化されてきた。植田は2018年のロシアW杯の日本代表メンバーであるが、2022年3月以来、代表チームには招集されていない(日本代表:16試合・1得点)。サンフレッチェ広島の荒木隼人あたりも“ライバル”になるだろう。
10月で31歳になる闘魂ディフェンダーが、そこに新たな熱と闘いをもたらすことが求められるか!?
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森保監督の判断はいかに――。E-1選手権のメンバー発表の記者会見は7月3日14時から予定されている。