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中居正広さんに「⼥性と⾷事するのが好きなんですか?」。弁護団が“強い憤り”、フジ第三者委へ「性暴力に該当する」

フジテレビ (C)SAKANOWA

再び「釈明」を要求。いくつかの問題点・疑問点も指摘。

 元タレントの中居正広さんの女性トラブルを発端にしたコンプライアンス問題により、株式会社フジ・メディア・ホールディングスからの依頼により発表された第三者委員会の報告書だが、今なおその内容を巡り、中居さんの人権がないがしろにされたままであり、信頼回復を求める声は多い。

 そうしたなか、中居さんの代理人弁護団は7月5日、フジ第三者委員会に「貴委員会に対する釈明要求のご連絡(3)」とした意見書を送付したと発表。同弁護団の公式サイトで、内容が公開されている。

 これまで弁護団は、中居さんに対し、第三者委が「性暴力」と認定したと発表した件などについて、その証拠の提出を求めてきた。過去三度にわたり、弁護団は釈明を求めてきたものの、第三者委は報告書に記されたことが全てであると回答。今後はこの件に対応しないと、突き返されたともいう。

 中居さん弁護団は今回、改めて意見書を提出。報告書が、日弁連のガイドラインに「違反」し、取締役会への提出前に外部団体(または個人)に送られ、その痕跡が消されたことを確認したと伝えている。また、他にもいくつか問題点を指摘している。

 何より、これまで「真摯な回答」(対応)が一切なく、「このような結果については、強い憤りを禁じ得ません」と、怒りを露にしている。

 また、第三者委によるヒアリングの際、中居さんに「なんで⼥性と⾷事をするんですか」「⼥性と⾷事をするのが好きなんですか」など、「⼀般的・抽象的で意味不明な、執拗な詰問があった」と、新たな事実も報告されている。

 第三者委が中居さんを「性暴⼒」と認定した世界保健機関(WHO)の定義に基づけば、この発言もまた「『性暴⼒』(セクシャルハラスメント)に該当するもの」と問題視している。

「本調査報告書は、中⽴性・公正性を⽋如し、⼀協⼒者であったはずの中居⽒に対し、犯罪⾏為をしたと断罪するに等しい事実認定を⾏い、その結果、中居⽒の名誉・社会的信⽤を失わせただけでなく、その⼈格をも否定するような社会的制裁を受けさせる影響をもたらすに⾄っています。今回のような刑事⼿続に擬した『断罪』を⾏うことは、第三者委員会の権限を著しく逸脱しています」

 ただ内容が全体的に“敵対”しており、第三者委から反応が得られないことも十分考えられる。今回、問題点がやや飛び火しているが、果たして、どのような意図があるのか。

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 当初の目的である中居さんの信頼回復に絞りたいところか……。