【浦和】髙橋利樹退団、スコルジャ監督が再び語った「新しい血」への期待。2年前には“あのストライカー”獲得の際に使ったフレーズ
福岡戦に向けて抱負を語った浦和のスコルジャ監督。(C)SAKANOWA
チアゴ・サンタナへの期待も口にする。
[J1 23節] 浦和 – 福岡/2025年7月27日19:00/埼玉スタジアム2002
J1リーグ浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督が7月25日、2日後のアビスパ福岡戦に向けてオンラインによる記者会見で抱負を語った。
そのなかでこの日、髙橋利樹の清水エスパルスへの移籍が発表されたことが話題に。ストライカータイプがチアゴ・サンタナのみとなったが? との問いに、指揮官は「新しい血を、ロッカールームに連れてくることを模索している」と、新戦力の補強の可能性に言及した。
「そのポジション(CF)では、例えばチアゴの他にも小森飛絢がいて、(松尾)祐介もプレーできます。夏の(移籍)ウインドーはまだ開いています。新たな血を我々のロッカールームに連れてくるというところは模索しています」
Jリーグの夏の移籍期間は8月20日まで。フリートランスファーを選手登録できる最終期限は9月12日だ。
一方、スコルジャ監督はチアゴ・サンタナについて、次のように期待を込めた。
「チアゴは沖縄キャンプからJリーグ開幕当初、非常に素晴らしいプレーをし、大事なゴールも決めてくれました。ハイプレスでもいい仕事をしてくれていたと思います。ただ不運にもケガにより2か月ほど離脱してしまいました。
そこから頑張ってクラブワールドカップに間に合わせようとして来ました。今シーズン当初のコンディションを取り戻そうと努力し、前節も点を取ってくれました。これでさらに自信を持って、勇気を持ち、コンディションを取り戻しながら、多くのゴールを決めてもらいたいと思っています」
エース候補の完全復活へ――。スコルジャ監督は発破をかけた。
ちなみに2023年3月にもスコルジャ監督は「新しい血」というフレーズを使っている。
その時は「彼は新しい血を入れてくれます。ポーランドにいた時のベストストライカーの一人」と、ギニア代表FWホセ・カンテを迎え入れている。
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夏のウインドーだが、ヨーロッパの主要リーグは9月1日・2日までとなっている。Jリーグは10日ほど先に閉まるため、その市場の中心と競合する選手の獲得は難しいシチュエーションとなっている。一方、クラブには様々なタレントの売り込みもあるとも言われるが、果たして――。