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FC2創設の高橋理洋被告と接点あったホリエモン、なぜ「寛大な判決」が出たのか? 「助かったなと…」背景を詳しく解説

ホリエモンこと実業家の堀江貴文氏。(C)SAKANOWA

「一発間違えば」十分にあり得た実刑判決を免れて、「執行猶予5年」に。

 海外に拠点を置きながら日本での違法な猥褻動画の公開を容認し、報酬を得るとともに、日本の健全な性的秩序を乱したなどとして、京都地裁は8月21日、動画投稿サイト「FC2」の創設者である髙橋理洋被告に、懲役3年、執行猶予5年、罰金250万円の判決を下した。被告側は量刑に不服があるとして、控訴する方針だという。複数のメディアが報じている。

 実業家であるホリエモンこと堀江貴文氏は同日、自身のユーチューブチャンネル『ホリエモンチャンネル』で、この件について「FC2創業者に有罪判決が出た件について解説します」と題した動画を公開。インターネット黎明期、ライブドア創始者である堀江氏はこの髙橋氏と接点があったという。こうした容認が持たれたり摘発が入ったりする以前、「堀江さんに会いたい」として、複数人で会ったことがあったそうだ。

 FC2は“フラワーセンター2”の意味があり、花屋の2代目にあたるというエピソードを聞いたことがあると振り返っている。アメリカでこのFC2は立ち上げられ、無修正の猥褻動画がどんどん公開されるサイトとして日本で認知されていったという。

 海外から発信される無修正動画であれば、日本向けであっても違法性はないだろうと、これまでは解釈されてきた。しかし今回、日本人による日本向けのサービスであり、サーバーの設置された国は関係なく、警察が許さないと動いた。そして昨年、家族の事情で帰国した際、京都県警が髙橋被告の逮捕に踏み切った。

 堀江氏はそういった容疑を持たれた経緯などを説明している。そのうえで「自主的に帰国したこと」「無修正動画が違法ではない海外に幼い頃から長年住んでいて罪の意識が薄かったこと」「反省の態度を示している」といった点が考慮されて、執行猶予がついたのではいか(弁護側の主張が通った)と語っている。

 実刑判決は免れた。堀江氏は「非常に寛大な判決が出たのではないかと。自主的に帰ってきたことが評価されたのではないかと思います」と見ていた。

「一歩間違えば、バシッと実刑を食らうような話でしたけれど、そこらへんは助かったなと。けっこう巨万の富を稼いで、お金には困らない生活なのかなとは思います。違ったWEBの事業を始めるそうで、近しい人も多いので、またどこで会うのではないかなと思います」

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 堀江氏はそのように、髙橋被告の次なるインターネットの世界での展開にも注目していた。