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久保建英が2ゴールの起点に! レアル・ソシエダ、前半2失点からエスパニョールに追い付く

久保建英 写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

初勝利はおあずけ。

[スペイン1部 2節] R・ソシエダ 2-2 エスパニョール/2025年8月25日(現地24日)/レアレ・アレーナ

 スペイン1部2節、レアル・ソシエダがRCDエスパニョールとの一戦、前半2失点を喫したものの、後半、久保建英がいずれも起点になる2ゴールを奪い、2-2で引き分けた。

 久保はリーグ戦2試合連続、4-3-3の右ウイングで先発出場。立ち上がりから猛プッシュをかけるラ・レアルだが、10分、お手本のようなカウンターを食らいペレ・ミジャにワンツーからのダイビングヘッドで先制点を決められてしまう。

 さらに前半アディショナルタイム、不要なファウルでPKを与え、ハビ・プアドのショットをGKのアレックス・レミロが見事にセーブする。しかし、そのボールをクリアしたジョン・アランブルが、PKが蹴られる前にラインを越えていたためやり直しに。完全に悪循環に陥り、プアドの2本目のPKを決められてしまった。

 後半もリズムの悪いホームチームだったが、久保が反撃のスイッチを入れる。

 61分、レアル・ソシエダは攻め込まれたところでボール奪取に成功。そのパスを受けた久保が起点となって持ち上がってサイドを変え、パブロ・マリンへ展開。マリンのパスを受けたアンデル・バレネチェアが決めて1点差とする。

 このゴールでスタジアムの雰囲気が変わると、69分、久保のパスを受けたミケル・オヤルサバルが相手にコースを読まれない見事なラストパスを放つ。これを途中出場したオーリ・オスカルソンが決めて、ついに同点に追い付いてみせた。

 ただ、運動量が落ちたことで、CFから2列目に回ったオヤルサバルが交代に。久保との冴えた連係も解消されてしまい、終盤のラ・レアルは攻撃の精度が再び落ちてしまった。

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 レアル・ソシエダは開幕から2引き分けで、まだ勝利なし。次節、日本時間8月30日26時(31日2時)からレアル・オビエドとアウェーで対戦する。