【鹿島】天皇杯敗退、鬼木監督の記者会見「指導してきたなかで、なかなかない本当に悔しい敗戦」。町田に0-3、ベスト8で散る
鹿島の鬼木達監督(写真は3回戦)。写真:松村唯愛/(C)Yua MATSUMURA
「3失点目を含め少し簡単に決められてしまったのは反省点」
[天皇杯 準々決勝] 町田 3–0 鹿島/2025年8月27日18:30/町田GIONスタジアム
天皇杯準々決勝、鹿島アントラーズはFC町田ゼルビアに0-3で敗れ、ベスト8での敗退が決まった。タイトル獲得を目指す鹿島だが、今季残すのはリーグ戦のみとなった。
鹿島の鬼木達監督は試合後の記者会見で、「指導してきたなかで、なかなかない本当に悔しい敗戦でした」と悔しさを露にした。
「選手もそうだったと思います。また、ピッチに立った選手だけではなく、出なかった選手は、もっと悔しかったと思います。(試合後のドレッシングルームでは)今日のゲームは絶対に忘れるなと。 この悔しさを忘れず、残されたタイトルへ向かおうという話をしました」
町田の対策について問われると、指揮官は「徹底のところで自分たちが劣っているという、そういうゲームだったと思います。そういうところを含め(徹底して)ゲームに入ったつもりでしたが、最終的には、やり切れた、やり切れない……そういう差かなと思います」と勝敗の差について分析した。
一番の鍵は指揮官も常に強調している、「球際などシンプルなところで、あのようにフリーで撃たせれば得点の確率は上がります」と、それぞれの局面でのバトルで上回れなかったと振り返った。
「とにかくボールをどんどん受けて動いてというところでしたが、前半は背後を狙い少し一発になりすぎたと言いますか……。 特に縦の関係はありましたが、そこを臨機応変にはできませんでした。
(松村)優太に関してはボールを動かして、(1対1も)勝てるので。 ビハインドだったとはいえ、1点ずつというところで……。3失点目を含め少し簡単に決められてしまったのは反省点かなと思います。やっぱり失点が簡単すぎたかなと思います」
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鬼木監督はそのように悔しそうに、この1敗……天皇杯敗退を受け止めていた。