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日本が乗っ取られる!? ホリエモン「アフリカ・ホームタウン」騒動で持論、移民を迎え入れなければ「公共サービスも受けられなくなる」

ホリエモンこと実業家の堀江貴文氏。(C)SAKANOWA

ユーチューブ『ホリエモンチャンネル』で。

 日本政府が主導した「第9回 アフリカ開発会議(TICAD9)」が8月20日から22日まで横浜で開催され、アフリカ諸国と日本企業の経済連携の強化、ビジネス拡大、人材育成、鉱物資源の安定供給などについて議論した。

 また、「JICAアフリカ・ホームタウン」として、千葉県木更津市とナイジェリア、新潟県三条市とガーナ、愛媛県今治市とモザンビーク、山形県長井市とタンザニアが交流を図っていくと発表。しかし、ナイジェリア大統領府が「特別ビザの枠組み作り」が行われると発信し、SNSなどで騒動になった。そうした事実はなく「誤情報」で、あくまでも交流の一環であると、外務省も説明している。

 そうしたなか実業家のホリエモンこと堀江貴文氏がこのほどユーチューブチャンネル『ホリエモンチャンネル』で、「『日本が乗っ取られる!』と炎上している『JICAアフリカ・ホームタウン』について解説します」と題した動画を公開した。

 その会議は9回目を数える。アフリカで中国の影響が大きくなっているなか、国際社会・機関で日本が永続的に協力関係を築いていくことを伝え、どのような協力をしていけるかを協議していく場になっているという。

 オリンピックなどのスポーツの国際大会の際、木更津市とナイジェリアで交流があったという経緯があっての“ホームタウン”だっただけに、「移民が大量に来る」というのは誤情報だと説明している。

 ただ堀江氏は、これから人口とともに労働力も減少していくなか、移民を受け入れなければ、日本の社会は成り立っていかないのは“確実に訪れる未来”であることを改めて強調。「最低限の公共サービスも受けられなくなってしまう」と警鐘を鳴らす。

 そのうえで、トランプ・ゴールドカードのように、所得のある外国人に永住権を販売することを一案に挙げている。

 その策は一つ有効かもしれない。

 ただ、カナダはそのように資本のある移民を優先して受け入れてきたが、現在、本来必要としていた労働者の不足に拍車をかけてしまう事態になっていると言われる。

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 また、ホリエモンが言うように、カナダやアメリカのような移民によってできた社会と異なり、日本は基本的に多くの単一民族で構成されてきた。移民について議論する際、そのあたりとの兼ね合いもまた課題になりそうだ。