×

自公連立解消、総選挙は近い!ホリエモンと高橋洋一氏が“公明票”巡り異なる見解。高市ブーム到来なるか

堀江貴文さん。(C)SAKANOWA

自民党には逆風!? あるいは追い風!?

 高市早苗氏の自民党総裁就任により公明党が自民党との連立解消を決めた。石破茂氏の同総裁辞任により、今月中にも日本の総理大臣を決める首班指名が行われるが、その駆け引きが注目を集める。その結果によっては、解散総選挙も近いと言われるが、果たして――。

 そんななか実業家のホリエモンこと堀江貴文氏が10月12日、ユーチューブ『ホリエモンチャンネル』で「公明党が自民党との連立を離脱する件について解説します」と題した動画をアップ。選挙協力をしてきた公明票が離れることで、自民党はさらに議席を失う危機にあるのではないかと展望。公明党の組織票の脅威について言及した。

 一方、経済学者である高橋洋一氏は自身のユーチューブチャンネルやテレビ番組で、自民党が最近の選挙で“負けた”のは石破政権時代の話であり、高市政権となって戦えば、離れていた保守層が戻り、もしかすると新たな層を獲得できる可能性もあると予想。加えて、公明票が全て野党に流れることも考えにくく、むしろ自民に流れる票も少なくない。そのため堀江氏と異なり、影響は限定的ではないかと予測していた。

 公明党のこのタイミングでの離脱は想定外だったかもしれない。ただし、高市氏も今後は気を遣わない本音であり、より自民党優先の発言ができるなど、メリットも多いと見ている。

 首班指名では、高市氏の対抗馬として国民民主党の玉木雄一郎氏の名前が挙がっている。しかし高橋氏は「たった20議席ちょっとで総理大臣になるなんておかしい。それが常識」と、民主主義の前提として疑問を投げ掛けた。加えて野党結集の可能性について、立憲民主党と国民民主党など、手を取り上えば“裏切り”と捉えられてしまう対立的関係も多く、基本的にはあり得ないだろうという。

 85歳になる麻生太郎氏のキングメーカーぶりなどの慣習重視や裏金議員の復権により、さらに自民党離れが進むのか。逆にむしろ高市氏がトップに就任した自民党に投票する若い人や女性も増える可能性がある。

関連記事>>高市早苗氏の自民党総裁就任にホリエモン「バックにいるのは、麻生太郎さん」。85歳になる長老の実権政治に疑問を投げ掛ける

 そして高市ブームが起こるかもしれない。そんな世界線もあり得るかもしれないというが……。