【RB大宮】宮沢新監督がクロップから受けたアドバイスとは?
RB大宮に就任した宮沢悠生新監督。(C)2024 RB OMIYA Inc.
クラブとして、そしてレッドブルグループとしての大きな決断。4日はアウェーで勝点4差の4位・仙台と対戦へ。
J2リーグのRB大宮アルディージャの宮沢悠生(Yuki MIYAZAWA)新監督が10月2日、オンラインによる就任記者会見に臨み、就任までの経緯などを語った。さらにユルゲン・クロップ(Jürgen Klopp)グローバル・サッカー部門責任者、マリオ・ゴメス(Mario Gomez)国際部門テクニカル・ダイレクターから受けたアドバイスの一部も明かした。
宮沢監督はこれまで、ドイツでは大迫勇也や長澤和輝、RBザルツブルクでは南野拓実や奥川雅也をサポート。その後、ザルツブルクの育成組織の指導者を務め、U-18チームの監督も担当した。そして今回、まさに青天の霹靂のように、大宮トップチーム監督就任の打診が届いた。
まだ準備不足ではないか。そのようにも感じていた時、後押しをしてくれたのがクロップだったという。レッドブルグループのフットボール部門を率いる前リバプールFC指揮官は、次のように宮沢監督へ助言したそうだ。
「大きなチャンスが巡ってくる時は普通、自分では準備してきたと思っている以上のものが来るもの。そういうものだよ。 むしろ準備ができていないと感じるのが必然でもある。本当に準備ができていない者に、そうしたチャンスは訪れない」
宮沢監督は「そう言ってもらった時、腑に落ちました。オファーをいただいた夜もぐっすり眠れて、自分の中でも気持ちがすっきりしていました」と振り返る。そして妻からも「やってみたら!」と背中を押され、「そこから不安は一切なく、就任のオファーを承諾しました」と語った。
大宮というクラブのみならず、レッドブルグループというグローバルな組織として下された決断でもある。とはいえもちろん勝負の世界であり、様々な困難も待ち受けているのも承知のうえだ。
宮沢新監督はJ1昇格という先の目標を掲げず、目の前の勝利のみを追求する姿勢を強調する。
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大宮は現在勝点50で6位。指揮を執って2試合目となる次節10月4日は、勝点4差で4位につけるベガルタ仙台とのアウェーゲームだ。