日本代表に歴史的敗戦、ブラジル代表アンチェロッティ監督の記者会見「良い教訓として受け止める必要がある」
日本代表戦に臨んだブラジル代表のスターティングイレブン。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
「リアクションのなさは大きく学ぶべきところ」
[キリンチャレンジ杯]日本代表 3–2 ブラジル代表/2025年10月14日19:30/東京スタジアム
北中米ワールドカップ(W杯)に向けた強化試合のキリンチャレンジカップ2025、サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)がブラジル代表に、2点差から南野拓実、中村敬斗、上田綺世のゴールで3-2の大逆転で歴史的勝利を収めた。過去2分11敗と未勝利だった王国ブラジル相手から初白星を掴んだ。
このアジアツアー初戦、韓国代表には5-0の大勝を収めた。しかし2-0からの3失点で、今年5月の就任以来、初黒星を喫したブラジルのカルロ・アンチェロッティ監督は試合後の記者会見で、次のように語った。
「(この敗戦は今後のスケジュールにどのように影響するか?)今はテスト期間で、11月もこのテストを続けようと思います。その考えは変わりません。今晩の結果は、良い教訓として受け止める必要があります。今日は非常に学ぶべきことがありました。特に後半において、非常に学ぶ点がありました。チームはバランスを欠けたと思っています」
指揮官は流れを失ったあと、上手く挽回できなかった後半の戦い方を悔やんだ。
「韓国戦に続いて今日も前半はいい試合をしました。しかし後半は課題のある内容で、 これをどのように修正していくか。我々もここで学ばなければなりません」
一方で、イタリア人指揮官は「こういったミスは今やったほうがいいです。ワールドカップ本番でするよりも意味があると思っています。
またた個人個々のミスが目についた。そういった選手の入れ替えはあるのか!? という質問も受けた。
アンチェロッティ監督は次のように答えた。
関連記事>>【日本代表】ブラジルから歴史的初勝利! 久保建英は限定出場も”10分延長”「上田選手の世界でもトップレベルと言える空中戦を使わない手はない」
「個人のミスが、リストから外す理由にはなりません。ミスからチームのバランスを崩しました。姿勢を失ったということです。チームのリアクションのなさは、今日は大きく学ぶべきことだったと思います」