大谷出場のWBCに続き…Netflixがプレミアリーグの放映権を狙う。欧州CLは「僅差で逃す」
ドイツでの欧州CLの放映権獲得には「僅差で敗れた」という。(C)SAKANOWA
米国では2027年・31年開催の女子W杯の権利も獲得。
アメリカ発のビデオ・オン・デマンド型ストリーミングサービス「Netflix(ネットフリックス)」が、サッカー主要大会の放映権獲得を目指している。まずは突破口として「国限定」など、複数の可能性を模索しているという。
『フットボール・トゥデイ』は11月25日、イギリスメディア『タイムズ』の情報を引用して報じた。UEFA(欧州サッカー連盟)は欧州チャンピオンズリーグ(CL)、ヨーロッパリーグ(EL)、UEFAスーパーカップなど、主催大会について、新たなパッケージで放映権を販売する意向だという。
そこでNetflixはスーパーカップ、さらにドイツでの欧州CL放映権に入札したが、いずれも落札に至らなかったという。
欧州CLについては「パラマウントに僅差で敗れた」そうだ。また「パラマウントはTNTスポーツが現在支払う10億ポンド(約2054億円)を大幅に上回る入札額を提示し、2027年から31年の英国向けCL権利の大部分を得ることになる」と伝えている。
Netflixは近年、スポーツ関連ではビッグイベントに絞ったピンポイント中継に注力してきた。しかし「伝統的なスポーツ中継」にも関心を広げ、方針転換を図っているということだ。
Netflixといえば、11月25日に大谷翔平が出場表明した2026年3月に開催されるワールドベースボールクラシック(WBC)の日本国内向けの放映権を獲得したことでも大きな話題を集めた。
さらに『フットボール・トゥデイ』によると、アメリカでは2027年・2031年開催のサッカー女子ワールドカップ(女子W杯)の放映権も確保したという。娯楽コンテンツの拡充を進てきたなか、これからはレギュラー番組として楽しめるスポーツイベントの配信を増やしたい意向や戦略が伝わってくる。
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同メディアによれば、Netflixは「プレミアリーグの放映権獲得を真剣に検討している」とされ、「英国でスカイやTNTスポーツとの競争をもたらす可能性がある」と今後の展開を予測している。




