【ドイツ発】日本代表DF伊藤洋輝が完全復活へ着々。週末はシュツットガルト、来週には欧州CLスポルティング戦
バイエルンの伊藤洋輝。(C)Midori IKENOUCHI
藤田譲瑠チマとの対決は実現せず。
ドイツ・ブンデスリーガ1部 FCバイエルン・ミュンヘンの21番、日本代表DF伊藤洋輝が右足中足骨の骨折から約8か月のリハビリを経て復帰し、さっそく11月22日のSCフライブルク戦ではマイケル・オリーズへのロングアシストで存在感を示した。
そのあとのホーム戦となった29日のザンクト・パウリ戦。アリアンツ・アレーナでの復帰後ホーム2試合連続出場を期待して足を運んだが、この日は残念ながら出場機会はなかった。
試合前には、アル・ナスルに移籍したキングスレイ・コマンのセレモニーが行われ、スタジアムは温かい拍手に包まれた。ミュンヘンの厳しい冬が本格化するなか15時半にキックオフを迎えた。
ザンクト・パウリでは今季シント=トロイデンVVから移籍した日本代表MF藤田譲瑠チマがスタメン出場した。試合自体はバイエルンの立ち上がりが重く、序盤に先制される苦しい展開となった。
それでも1-1で迎えたアディショナルタイム、ルイス・ディアス、さらに終盤に投入されたニコラス・ジャクソンが勝負を締めるゴールを挙げ、スタジアムは大歓声に包まれた。
藤田はフル出場し、カウンターの起点になったものの守備に追われた。
そして伊藤は出場がなかったとはいえ、復帰してまだ間もない状況を考えれば、ここからの試合でチャンスが増えていきそうだ。DFBカップのウニオン・ベルリン戦では3-2とリードした86分に交代出場し、逃げ切りに貢献。チームはベスト8にコマを進めた。
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今週末にはアウェーでのVfBシュツットガルト戦、さらに来週のミッドウィークにはUEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)のスポルティングCP戦が控えている。この2試合で伊藤がさらに出場時間を増やしていくか――期待したい!




