大谷翔平は何位? ドジャースの2026年戦力値をランキング化。球団初のWS3連覇へ、弱点もある!?
ドジャースの大谷翔平。写真:Imagn/ロイター/アフロ
「補強の余地がある」と分析されたのは…。
アメリカ・メジャーリーグベースボール(MLB)ロサンゼルス・ドジャースの公式サイトは12月17日、『FanGraphsの2026年選手層予測』を引用し、来季に向けたチーム戦力の評価をレポートした。
2年連続でワールドシリーズを制した王者ドジャースは、このほどクローザーのエドウィン・ディアスを獲得するなど補強を進めており、データからは各ポジションの強みと課題が浮かび上がっている。
その中で最も際立つ存在が、やはり大谷翔平(Shohei OHTANI)だ。指名打者部門ではドジャースがMLB全体で1位(予測WAR5.5)と評価。「ドジャースには大谷翔平がいる。それ以上、何を言う必要があるだろうか」と紹介している。
二刀流としての本格復帰が楽しみな2026年、大谷は打線の軸に加え、投手としても計算されており、この絶対的な戦力は他球団にない大きな強みとなる。
先発ローテーションも1位(17.1WAR)と高く評価。ブレイク・スネル、山本由伸(Yoshinobu YAMAMOTO)、タイラー・グラスノーに大谷が加わることで、質・量ともにリーグ屈指の陣容が形成される。さらに佐々木朗希(Roki SASAKI)らも控え、層の厚さは群を抜いている。
一方、内外野の一部ポジションでは中位の評価にとどまる。
内野は、一塁が5位、遊撃が5位と上位評価。一方、三塁は12位、二塁は23位と低めだ。
外野は、左翼が18位、中堅が11位、右翼が14位。全体としてリーグ中位に位置し、致命的ではないものの「補強の余地がある」と分析された。
ただ、それらの課題を補って余りあるのが、大谷を中心とした主力の存在感だ。
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『FanGraphs』の数値が示す通り、2026年ドジャースの戦力値を最も押し上げているのが大谷翔平だ。心身の充実を維持しシーズンを戦い抜けるかどうかが、球団史上初となるワールドシリーズ(WS)3連覇への鍵となる。




