【リバプール】揺れるモハメド・サラーの去就、中東情勢も影響しサウジ移籍は“減速”か
リバプールのサラーとソボスライ。写真:ロイター/アフロ
W杯に向けた投資は続けるが、「より意欲的に」というスタンスに変わりつつある
イングランド・プレミアリーグのリバプールFCを今季限りで退団するエジプト代表FWモハメド・サラー(Mohamed Salah)だが、その新天地を巡り有力視されていたサウジアラビア行きが微妙になりつつある。
ユルゲン・クロップ体制下の頃から、サラーはサウジ・プロリーグへの移籍の噂がたびたび報じられてきた。何より2034年にワールドカップを開催するサウジアラビアが国を挙げて、クリスチアーノ・ロナウドやカリム・ベンゼマに続く“目玉”として欲していると言われてきた。
しかし、ここにきて同国の投資方針に“縮小”の動きが見られるという。『スカイスポーツ』のカヴェ・ソルヘコル記者は、「すでに投資の方法に変化の兆しが見られ、今後も資金は抑制されていく」と近況を伝える。
サウジアラビアは近年、ロナウドら世界的スターを獲得し、一気に注目を集めてきた。しかし現在、スポーツ投資全体の見直しが進められているとされる。ゴルフ事業への資金引き上げも検討されるなど、これまでのサッカーへの集中的な投資路線からの転換がうかがえるそうだ。
ソルヘコル記者は「サラー獲得への関心は依然として高い」としながらも、「数年前に移籍していた場合ほどの巨額契約にはならない可能性がある」と見解を示す。つまり、数年前や昨夏に得られていた額は得られない場合もあり、であれば……サラーサイドも中東行きにこだわれないのではないか――ということだ。
加えて、中東情勢の緊迫化も影を落とす。中東地域での戦争の影響は、湾岸諸国の経済にも少なからず打撃を与えている。そのため、今後は投資判断にも慎重さが求められているとみられる。
もちろんW杯に向けて、サウジ側はスポーツ分野への投資自体は継続する方針とされる。それでも「より意欲的に進めていく」というスタンスに変わりつつある。その流れのなか、サラーの去就はこれまで以上に流動的となっているということだ。
中東行きか、それともヨーロッパ残留か、あるいは……。スーパースターの決断はいかに――。
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