顔面パンチに膝蹴り…3人退場、香川真司&岡崎慎司ゆかりのアラゴン・ダービーが大荒れ

サラゴサのアンドラダは試合後に謝罪し、メッセージをクラブ公式インスタグラムから発信した。※サラゴサの公式インスタグラムより

スペインでの伝統の一戦、後半アディショナルタイムに大乱闘――

[スペイン2部 37節]ウエスカ 1–0 サラゴサ/2026年4月26日(現地)/エル・アルコラス

 スペイン2部第37節の“アラゴン・ダービー”で、前代未聞の大乱闘劇が起きた。かつて香川真司岡崎慎司が所属したSDウエスカレアル・サラゴサの一戦、後半アディショナルタイムに衝撃的な事態が発生。一気に3人が退場となる異常事態に発展した。

 1-0でホームのウエスカがリードして迎えた後半アディショナルタイム、ウエスカのホルヘ・プリードがサラゴサのGKエステバン・アンドラダに言葉を投げかけたことが発端となる。すでに警告を受けていたアンドラダはこれに反応し、プリードを押したことで2枚目のイエローカードを提示され退場となった。  

 しかし、ここから事態は急変する。アンドラダは怒りを抑えきれず、プリードに詰め寄り、顔面に強烈な右フックを見舞う暴力行為に及んだ。

 この一撃をきっかけに両チームが入り乱れる大乱闘へと発展。ピッチ上は騒然となった。  

 VARの介入により、乱闘前のプレーでボールと無関係に相手へキックを見舞っていたミゲル・タセンデの行為が確認され、同選手にも退場処分が下された。

 さらに乱闘の最中にはサラゴサのGKダニ・ヒメネスもアンドラダに膝蹴りと頭部へのパンチを見舞っていたことが確認され、こちらも退場となった。  

 試合は最終的に、フィールドプレーヤーがゴールを守る異例の状況で終了。アラゴン・ダービーの歴史に残る“暗黒の一戦”となった。

■最大12試合の出場停止の可能性、本人は謝罪

 主審ダマソ・アルセディアノ・モネシージョは試合後の報告書で一連の騒動を詳細に記載。特にアンドラダの暴力行為については重い処分が下される可能性があり、『マルカ』では過去の類似事例から最大で10〜12試合の出場停止となる可能性が報じられている。  

 アンドラダは試合後、「非常に後悔している。クラブやファン、プロとしてあるべき姿に反する行為だった」とコメント。「プリードには謝罪したい。仲間でもあり、あの瞬間は自分を見失ってしまった」と語り、リーグの裁定を受け入れる姿勢を示した。

■両クラブが声明、サラゴサは処分を明言

 レアル・サラゴサは公式声明で「スポーツにあるまじき行為であり、決してあってはならないもの」と、アンドラダを強く非難。「クラブの価値観を損なうものであり、規律に基づいた処分を科す」と発表した。

  一方のウエスカも「スポーツマンシップに反する行為であり、許容されるものではない」と声明を出しつつ、サラゴサ側の謝罪を受け入れ、「この出来事がダービーの価値を損なうものであってはならない」との見解を示している。

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