本田圭佑がパワーワード連発「プライドの所を頭で整理」「引退に向かっている」「丸くなったかは人生で判断」
フィテッセでの練習初日のあとに抱負を語っていた本田圭佑。 ※『VitesseTV』より
フェイエノールトと引き分け連敗ストップ。試合直後のコメントを動画で公開。
[オランダ1部 16節] フィテッセ 0-0 フェイエノールト/2019年12月8日/ヘルレドーム
オランダ1部リーグ(エールディビジ)のフィテッセに所属する元日本代表MF本田圭佑はフェイエノールト戦で80分から途中出場して新天地でのホームデビューを果たしたが、ゴールに絡むことができず。それでもチームはスコアレスで引き分け、連敗を「5」でストップさせた。本田が試合後に取材対応に応じた様子が、YouTubeの「Keisuke HONDAチャンネル」に公開された。
本田はいくつかのインパクトのある言葉を発し、チームと自身の現状について語っている。
まず連敗は止まったものの、チーム状況が決して改善されているわけではないという。
「何もかもポジティブに捉えられるし、課題を見つけていければいい。(試合展開について)前半は良かったです。ただ自分たちがいいと言うよりも、フェイエノールトが悪かった。先週から改善されているのかはジャッジしにくい。根本的なところは変わっていない」
そして試合終盤の出場を受け止めていることに、「丸くなったのではないか」という指摘に、本田は答えた。
「引退に向かっている。丸くなったかどうかは僕の人生の生き方を見て判断してほしい。僕がビジネスでどれだけリスクを背負っているかを考えて、判断してくれればいい。サッカーの選手としては、代表を引退した時点で、丸くなったかどうかは論外ですよね。引退した人は全員丸くなるのか、って、なるわけじゃないですか」
そして、レオニード・スルツキ前監督が辞任してチームを去った状況について、本田は自身の責任を痛感していると明かした。
「問題は僕のモチベーション。監督がいなくなったことで、ここにいいる意味が半減しているので、そのへんはちょっと、ここに来た時にも言いましたけれど、当然ながら冬の移籍も頭の中に入れているし。しっかりそこは考えたいと思います。試合に出られる、出られないというところの問題とは違うと思います」
「彼が初日に練習参加ではなく『これはオファーで呼んでいるいんだぞ』と言ってくれて、今ここにいる。彼が出ていく前の2試合(先発したものの2連敗)、僕が責任を託されて、その期待に応えられなかった。彼は出ていった。それで僕がここに居座るのかというところで、自分のモチベーションでありプライドのところはちょっと……頭の中で整理しなければいけないと思います。申し訳ないと思っています。言い訳はできないです」
そのように本田は1月にオープンになる冬の市場での移籍についても考えていると語った。
もちろんスルツキへの思いはあるだろう。ただ何か一つは、フィテッセでインパクトを残したいところだ――。
この試合の結果、フィテッセは7勝3分6敗(26得点・24失点)でついに9位に順位を下げた。次節12月14日、中村敬斗の所属するFCトゥエンテとアウェーで対戦する。
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[文:サカノワ編集グループ]