【サッカー日本代表】吉田麻也「盛大に送り出して!」 国立“10分限定出場”、サポーターへお願いした理由とは? W杯壮行アイスランド戦

吉田麻也 写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

日本の新たな文化醸成へ期待

 サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)は5月31日、FIFA北中米ワールドカップ(北中米W杯)の壮行試合として、国立競技場でアイスランド代表と対戦する。

 鎌田大地のこの試合の不参加に伴い(W杯に向けて6月2日に合流)、W杯開催地となるアメリカとカナダで展開されるメジャーリーグサッカー(MLS)ロサンゼルス・ギャラクシーに所属する吉田麻也が緊急招集された。

 森保一監督はアイスランド戦での吉田の先発起用を明言。約10分ほどプレーし、交代するということだ。

 いろいろなタイミングが巡っての演出である。吉田は現役も代表も引退を発表しておらず、異例の“セレモニー”になる。

 さまざまな葛藤もあったというが、吉田は「盛大に送り出してほしい」とファン・サポーターに呼び掛けた。

 その理由とは――。

 初めてのケースになるだけに、「自分自身が本当にやっていいものなのかという葛藤もありました」という。一方、イングランド代表では、国際Aマッチ100試合以上の選手に「ゴールデンキャップ」が贈られる例などを挙げ、「まだ国から表彰されるレベルではないかもしれないが、まず(日本サッカー)協会がしっかり敬意を示すことは、これから実績を積んだ選手たちのためにもなると思います。それが文化や伝統として日本サッカーにつながっていけばいい」と考え、森保監督からの招集を引き受けたという。

 吉田は「できるだけ盛大にやってもらって、これから先も、みんなで盛大に送り出してもらえる流れになれば」とサポーターへ呼び掛けた。サポーターたちによる何か“自主的”なアクションが起こるかどうかも注目だ。

 何より吉田は「総力戦でワールドカップを戦っていこうという監督の意思の表れ」と受け止め、長谷部誠コーチ、内田篤人ロールモデルコーチらに加え、自身の経験を選手・スタッフと共有していきたいという。

 2022年のカタールW杯を最後に日本代表を離れたが、「離れてこそ気付くものがある。恋愛と一緒じゃないですか」と言って笑わせた。

 吉田にとっては、おそらく日本代表のラストマッチになる。これが日本代表通算「127試合目」――。熱く温かい拍手が、国立競技場を包みそうだ。

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Posted by 塚越始