【開幕戦・採点】現地3媒体の評価は? バレンシア佐藤龍之介に「7」の高得点も。「最初は右寄りでプレーし、途中から中央に入り…」
佐藤龍之介 写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
決定機演出もセルタとスコアレスドロー
[スペイン1部 2節]バレンシア 0-0 セルタ/2026年8月23日(現地22日)/エスタディオ・デ・メスタージャ
ラ・リーガ開幕戦となったスペイン1部第2節、バレンシアCFはセルタ・デ・ビーゴと0-0で引き分けた。今夏FC東京からバレンシアに加入したサッカー日本代表(SAMURAI BLUE)MF佐藤龍之介(Ryunosuke SATO)は先発出場し、57分までプレー。スペインでのデビューを果たした。
北中米ワールドカップの影響で第1節のレアル・ベティス戦が延期されたため、これがバレンシアにとって2026-27シーズンの開幕戦となった。
バレンシアは3-5-2のシステムを採用。佐藤はアルノー・ダンジュマと2トップのコンビを組んだ。序盤には相手最終ラインの背後へ抜け出し、ダンジュマをGKと1対1にするパスを供給。しかし、この決定機はゴールにつながらなかった。
バレンシアの地元スポーツ紙『スーパー・デポルテ』は、佐藤に10点満点で及第点の「6」を付け、次のように評している。
「右サイドからヒラルデス監督のディフェンスシステムを苦しめた。その機動力によって、試合開始直後にダンジュマの決定機も演出した。さらに低い位置まで下がってボールを受け、パスも出した」
また、同紙はバレンシアの前半について、次のように評価した。
「ダンジュマの後方でプレーした二人の攻撃的MF、ハビ・ゲラと佐藤龍之介が、バレンシアで特に際立った選手だった」
一方、後半については「ゲラと佐藤の輝きも薄れていった」と指摘。それでも佐藤が交代した際には、「メスタージャの観衆は監督にブーイングを浴びせた」と伝えている。
スペインメディア『エル・デスマルケ』は、佐藤に10点満点で「7」を付けた。チームではハビ・ゲラの「8」に次ぐ高評価だった。
同メディアは、次のように寸評している。
「バレンシアCFの公式戦に初めて出場した日本人選手。チームの優れた攻撃の多くが、彼の足元から生まれた。57分に交代すると、メスタージャはその交代を理解できず、ブーイングを浴びせた」
スペイン紙『AS』は佐藤に3段階評価で「1ピカ」を付けた。同紙の採点は星ではなく、スペード型のマーク「ピカ」で示される。
寸評では、次のように評価している。
「プレシーズンでセンセーションを巻き起こした選手が、ラ・リーガデビューを果たした。最初のプレーの一つでダンジュマをGKと1対1にしたが、ものにできず。プレーはダイナミックで、プレスも激しかった」
「最初は右寄りでプレーし、途中から中央に入り、よりストライカーに近い位置でプレーした。その躍動感と献身性がメスタージャに好まれた。サポーターは彼の交代に抗議した」
佐藤に代わってウマル・サディクが投入されたが、バレンシアの攻撃は活性化せず。試合終盤には、チームの消極的な戦いにメスタージャからブーイングが起きた。
得点とアシストこそ記録できなかったものの、19歳の佐藤は決定機の演出、前線からのプレス、ポジションを変えながら攻撃に関与。地元メディアを含むスペイン3媒体からまずまずの評価を受け、サポーターからはその交代を惜しむブーイングが飛ぶというデビュー戦になった。
■現地メディア採点
『エル・デスマルケ』:7/10
『スーパー・デポルテ』:6/10
『AS』:1ピカ/3
関連記事
【開幕戦・採点】ソシエダ久保建英、ベティス戦現地評価は「5」「6」、5点満点では…。「もっと勇敢になるべきだった」。次戦はレアル・マドリード戦




