サッカーの世界的ブランド格付け、鹿島アントラーズが2年連続「日本一」。レアル・マドリード世界1位、アジアトップはアル・ヒラル

鹿島のチャヴリッチ。写真:松村唯愛/(C)Yua MATSUMURA

クラブ評価は「A+」

 J1リーグの鹿島アントラーズが、世界的なブランド評価コンサルティング会社「Brand Finance(ブランド・ファイナンス)」による最新の「Football 50 2026」で、2年連続となる「日本で最も強いサッカークラブブランド」に選ばれた。ブランド・ファイナンスが8月26日、各国のブランド・ストレングス・インデックス(Brand Strength Index=BSI)上位クラブを公表し、鹿島は100点満点中「63.7」を記録した。

 ブランド・ファイナンスは世界各国の企業やスポーツ組織などのブランド価値を分析する英国のコンサルティング会社。今回の「Football 50 2026」では281クラブを分析している。スペイン紙『AS』によると、そのなかでレアル・マドリードがBSI「95.8」で世界トップとなった。

 同社は今回、世界の主要市場ごとに「最も強いサッカークラブブランド」を紹介。日本では鹿島が「63.7」でトップとなった。

 各国・地域のトップは、スペインがレアル・マドリード(95.8)、イングランドがアーセナル(94.0)、ドイツがバイエルン・ミュンヘン(94.0)、フランスがパリ・サンジェルマン(86.7)、ポルトガルがFCポルト(81.9)。さらにサウジアラビアはアル・ヒラル(80.4)、イタリアはユベントス(78.5)、ブラジルはフラメンゴ(76.9)、UAEはアル・アイン(72.8)、アメリカはインテル・マイアミ(67.3)、中国は北京国安(62.5)となっている。

 ブランド・ファイナンスによると、こうした「ブランドの強さ」は単純なクラブの売上高だけで決まるものではない。評判や歴史、サポーターの情熱、地域での存在感なども評価の対象となる。同社は、ブランド価値についてもマーケティングへの投資、ステークホルダーからの評価、ビジネス面のパフォーマンスなどを分析している。

 鹿島は前年の「Football 50 2025」でも、日本で最も強いサッカークラブブランドに選ばれていた。当時のBSIは「63.5」で、格付けは「A+」。今回は「63.7」と、前回から0.2ポイント上昇した。

 2025年のレポートでブランド・ファイナンスは鹿島について、女性ファンを主な対象に限定グッズやフォトスポットなどを展開する「Dear Ladies」、ファッション誌『ViVi』とのコラボレーション、TikTokでの情報発信、スタジアムでのペットボトルの循環型リサイクルなど、幅広い取り組みを評価していた。また同社の市場調査では、「ピッチ内外で適切に運営されているクラブ」の項目で日本トップ、「情熱的なファン」では国内3位の評価を得ていた。

 ちなみに「Football 50 2026」で世界最高のブランド力を示したレアル・マドリードは、BSI「95.8」。ブランド価値でも前年比25パーセント増の24億ユーロとなり、3年連続で世界1位に立った。クラブ公式サイトによると、サッカークラブとしてブランド価値が20億ユーロを突破したのは、同ランキングの歴史で初めてだという。アル・ヒラルがアジア(AFC)では1位となった。東アジアでは鹿島がトップ。

 欧州や中東のビッグクラブが並ぶ世界規模のブランド調査のなかで鹿島が、2年連続で日本を代表する「最も強いサッカークラブブランド」に位置付けられた。

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