【FC東京】久保建英、等々力の躍動につなげた「7年前の自分」
FC東京の久保建英。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
川崎の下部組織時代に臨んだ「コラシコ」を思い出して。
[J1 1節] 川崎 0-0 FC東京/2019年2月23日/等々力陸上競技場
2019シーズンのJ1開幕戦で組まれた川崎フロンターレ対FC東京の「多摩川クラシコ」は、両チームともに決定機を作りながらスコアレスドローに終わった。
この一戦で先発して77分までプレーしたFC東京のMF久保建英が、試合後のフラッシュインタビューに登場。横浜F・マリノスへの期限付き移籍から復帰した17歳は、次のように振り返った。
「0対0なので、文字通り良くもなく、悪くもなくです。(好プレーを何度も見せていたが?)そう思ってもらえると有難いですけれど、結果を求めているので、FKのところだったり決めていきたいと思います」
40分にポストを叩いた強烈な直接FKのシーン。「入ったと思いましたが、ポストを叩き残念でした」と悔やんだ。
久保にとって、等々力での多摩川クラシコは特別な舞台でもあったと言う。
「試合前に『コラシコ』をやっていて、7年前、そこに自分も出ていたことを思い出しました。今日出ていた子たちも、いつかこの舞台に立ってもらいたいです。自分もその試合後に(多摩川)クラシコに出たいと思っていました。今日その舞台に立てたことを誇りに思います」
そのように川崎の下部組織にいた時のことを振り返り、「第2の久保」の登場を楽しみにしていた。
ゴールは奪えなかったものの、強烈インパクトを放った久保。これからのパフォーマンスにも注目が集まる。FC東京は次節3月2日、再びアウェーで、開幕戦勝利を収めた湘南ベルマーレと対戦する。
文:サカノワ編集グループ