×

レアル・マドリードがカマヴィンガ獲得に本腰!久保建英、ヘイニエルに続き「フランスの星」に照準

久保建英。写真:徳原隆元/(C)Takashi EUEGISHI

ジダン監督が獲得に向けて「ゴーサイン」か。

 スペインメディアの『アス』は3月30日、スペイン1部リーグのレアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督がフランス1部リーグのスタッド・レンヌに所属するフランスU-21代表の現在17歳、MFエドゥアルド・カマヴィンガの獲得に”ゴーサイン”を出したと報じた。日本代表の久保建英、ブラジルU-23代表のヘイニエルに続き「18歳誕生日」での獲得を目指す。

 記事では、ジダン監督の合意を得て、レアル・マドリードがカマヴィンガ獲得にターゲットを絞ったと伝える。これまで強化担当者から、マンチェスター・ユナイテッドに所属するフランス代表MFポール・ポグバを獲得することは非常に難しそうであるというレポートが挙がってきているという。そこで、レンヌのセンターハーフとして、今季リーグ25試合・1得点・2アシストを記録しているカマヴィンガの獲得に方向転換したというのだ。

 ただし、「あくまでオペレーションの変更点の一つにすぎない」として、何よりもまずハメス・ロドリゲス、ガレス・ベイル、ルーカス・バスケス、マリアーノ・ディアスら人員整理ができないことには、新戦力の獲得も難しくなると改めて強調している。

 コンゴ出身の両親のもと、アンゴラで生まれ育ったカマヴィンガは6歳でフランスへ移住。レンヌの下部組織からトップチームに昇格し、ボール奪取力と展開力に長けるセンターハーフとして、今季17歳にしてレギュラーとして大活躍を見せてきた。

 ジダン監督は今年11月に18歳の誕生日を迎える「フランスの超新星」を、中盤の柱であるブラジル代表MFカゼミーロとともに起用しながら、後継者として育てたいという意向だ。

 ただし、カマヴィンガには複数のビッグクラブが注目している。今後は5000万ユーロ(約60億円)とも言われる違約金など金銭面の駆け引きが、ポイントになりそうである。

 RCDマジョルカにレンタル移籍中の久保、今冬に加わったヘイニエルと、日本、ブラジルに続く、フランスの”星=スター”候補生”の獲得なるか。チーム作りの過渡期を迎えるなかで、レアル・マドリードは切磋琢磨し合いながら、久保、ロドリゴ、ヴィニシウスらを含めた若きタレントへの移行に、本腰を入れてチャレンジしようとしているようだ。

関連記事:【Jリーグ】動員キャパシティ50%以下「人気クラブ」ほど難しい調整を迫られるジレンマに

[文:サカノワ編集グループ]

Ads

Ads