痛恨の開幕敗戦にもイニエスタは「フォルサ!」と前を向く
C大阪との開幕戦に臨んだ神戸のアンドレス・イニエスタ。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
試合後にSNSでファンへメッセージを届ける。
[J1 1節] C大阪 1-0 神戸/2019年2月22日/ヤンマースタジアム
大型補強を敢行して注目を集めたヴィッセル神戸は2019シーズンのJ1開幕戦、セレッソ大阪の手堅い守備を崩し切れず、攻撃の形をなかなか作れないままノーゴールで敗れた。
初めてJリーグの開幕戦に臨んだ神戸のMFアンドレス・イニエスタは、トップ下ながら前線にも顔を出すフリーマンの役割を担い、フル出場を果たした。
背番号「8」をつけて2年目を迎えるイニエスタは、初瀬亮のオーバーラップやダビド・ビジャのアタックを引き出すなど、司令塔としてまずまずのプレーを見せた。一方、シュート0本に終わり、ゴールに直結する決定的な仕事はできなかった。
彼は試合直後、自身のSNSのツイッター(アカウントは @andresiniesta8 )で、次のようにスペイン語でつぶやいた。
「私たちは最高の形でスタートを切ることはできませんでしたが、次の試合で勝利を収められるようにトレーニングを続けるだけです。フォルサ(頑張ろう)!」
そのようにFCバルセロナを後押しするサポーターの言葉「フォルサ」を引用。自身のアウェーでの白の新ユニフォーム姿の写真も添えていた。
次節は3月2日、ホームのノエビアスタジアム神戸でのサガン鳥栖戦を迎える。元スペイン代表のフェルナンド・トーレス、そして元バルセロナFCのイサック・クエンカという旧知の”戦友”との対決が早くも実現する。
神戸のフアン・マヌエル・リージョ監督はどのように修正を施してくるのか。果たしてメンバーの入れ替えはあるのか。イニエスタの役回りも変わるのか。鳥栖も開幕戦を落としているだけに、両チームが初勝利を目指す熱い一戦になる。
文:サカノワ編集グループ