PKでは?長谷部が猛抗議でイエローカード「これがサッカー」
フランクフルトの長谷部誠。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
ELラウンド16の1回戦。インテルと壮絶ドロー!
[ELラウンド16 1st.] フランクフルト 0-0 インテル/2019年3月7日/コメルツバンク・アレーナ
UEFAヨーロッパ・リーグ(EL)ラウンド16の1回戦、アイントラハト・フランクフルトがホームでセリエAのインテル・ナシオナルに、スコアレスで引き分けた。長谷部誠は公式戦3試合ぶりに3バック中央のリベロでプレーしてフル出場。第2戦は3月14日にアウェーのスタディオ・ジュゼッペ・メアッツァで行われる。
試合は21分、相手チームに与えられたPKをドイツ代表3試合の出場歴を持つフランクフルトの守護神ケビン・トラップがセーブ。この危機を乗り越えたホームチームは徐々に挽回していく。
後半に入り、何度もチャンスを作り出していくなか、53分、ペナルティエリア内のビッグチャンスでフランクフルトの選手が倒されたものの、主審の笛は吹かれず。たまらず抗議した長谷部にイエローカードが出され、さらにペットボトルを蹴り上げたアディ・ヒュッター監督が退席処分となってしまう。
結局、試合はそのままスコアレスドローに終わった。
長谷部は試合後、次のようにドイツ語でコメントしている。PKの判定については、やはり不満があったようだ。
「重要なのは、アウェーゴールを与えなかったこと。もちろん今日は勝ちたかったです。インテルが前半にPKをもらっているのであれば、後半に同じように私たちに与えられなければならなかったでしょう。でもOKです、これがサッカー。後半、私たちは勇気を持って、より前からプレーしましたが、残念ながらゴールを決め切ることができませんでした」
フランクフルトはアウェーゴールを奪えれば一気に優位に持ち込める状況に持ち込めた。果たしてアウェーで、どのように戦うのか。第2戦はヒュッター監督がベンチ外となるため”ピッチ上の指揮官”長谷部には、普段以上にチームを統率するうえでの役割が求められそうだ。
文:サカノワ編集グループ