ハリル元日本代表監督が提訴取り下げ。田嶋会長がコメント「裁判終了良かった」
2017年9月、W杯アジア予選を突破した際のハリルホジッチ元日本代表監督。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
「我々日本サッカー協会は、常にハリルホジッチさんを応援しております」
4月10日、東京地方裁判所で行われた裁判手続きで、ハリルホジッチ元日本代表監督の代理人から、今回の提訴を取り下げる申し出があった。同氏は日本代表の解任を受けて、日本サッカー協会と田嶋幸三会長に対し名誉毀損によって慰謝料1円と謝罪広告の掲載などを求める訴訟を東京地裁で起こしていた。
今回の提訴取り下げを受けて、日本サッカー協会の田嶋幸三会長は次のようにコメントした。
「この度、ハリルホジッチさんが日本サッカー協会と私に対して提起していた訴訟を取り下げられた、という知らせを受けました。今回、このように裁判が終了することは良かったと考えております。
これまでに繰り返し述べている通り、我々としては、ハリルホジッチさんは日本サッカーに大きな貢献をしていただいたと考えております。ハリルホジッチさんは、ヨー ロッパの最新の手法と哲学を日本サッカーに吹き込み、『デュエル』の重要性や徹底した自己管理の意識を選手に植え付けてくれました。そして、何より、日本代表チームをワールドカップアジア予選突破に導いてくれたことは彼の実績であり、深く感謝しております。
現在、フランスリーグ・ナントの監督として活躍されているご様子を拝見し、我々としても大変誇らしく感じております。我々日本サッカー協会は、常にハリルホジッチさんを応援しております。ハリルホジッチさんの今後益々のご活躍をお祈りしております。」