内田篤人の最も心に残るゲームとは?「スタジアムが揺れた」

シャルケ時代の内田篤人。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

曽ヶ端との対談で語った、あの一戦――。

  プロキャリア14年目を迎える鹿島アントラーズのDF内田篤人にとって、最も心に残っている試合とは――!? 

 サポーターからの様々な質問に鹿島アントラーズの選手がざっくばらんに語る『You Tube』の連載企画「【LIXIL】鹿島アントラーズ The Relay 選手だけのトークセッション」で、内田が曽ヶ端準との対談のなかでその質問に答えた。その一戦は内田がシャルケ04時代に経験した、2010-11シーズンの3月9日、フェルティンス・アレーナで行われた欧州チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・バレンシアCFとのセカンドレグ(〇3-1)だった

 サポーターからの質問を受けて曽ヶ端が考えていると、内田が「俺行きますね」と切り出し、鹿島からシャルケに移籍した1シーズン目に味わったそのホームゲームを真っ先に挙げた。

 アウェー戦は1-1のドロー。アウェーゴールを奪ったことでシャルケが優位に立ってホームに戻り、内田は4バックの右サイドバックで先発した。しかし17分に先制点を許してしまい、形成は一気に不利に……。それでもシャルケは40分にファルファン(ペルー代表)、52分にガブラノヴィッチ(スイス代表)のゴールで逆転に成功する。

 だがそこからは、シャルケが1点奪われればアウェーゴールの差で逆転を許してしまうというヒリヒリした展開が続く。

 迎えた90+3分、総攻撃をかけるバレンシアに対し、カウンターからファルファンが試合を決定づける3点目を奪取! この試合を3-1、通算4-2と決着を一撃が決まり、スタジアムが興奮のるつぼと化した。内田はフル出場。マヌエル・ノイアー(ドイツ代表)、ラウール(スペイン代表)らと歓喜の輪を作った。

 内田は曽ヶ端と次のように語った。

曽ヶ端「一番かぁ」

内田「じゃあ、俺行きますね。シャルケ時代のチャンピオンズリーグ、ホームでのバレンシア戦です。ラウンド16のセカンドレグでした」

曽ヶ端「ふーん」

内田「カウンターで3つ目のゴールが決まった最後、スタジアムが揺れていましたから。もう、あれは良かったです。それでベスト8進出が決まりました」

曽ヶ端「俺はなんだろう。デビュー戦かな」

内田「いくつの時です?」

曽ヶ端「2年目だから、19歳。富山での試合で、ヤナギ(柳沢敦)さんの凱旋試合のようになって、たくさんのお客さんが来てくれて。でも、チャンスはあったけど、ヤナギさんがなかなか取れなくて」

内田「ヤナギさん…!」

曽ヶ端「それで後半のアディショナルタイムにヤナギさんが決めて、3-0で勝つことができたんだ。それで盛り上がり、デビュー戦でもあったから」

 そのように曽ヶ端は、1999年5月8日のファーストステージ12節・富山県総合運動公園陸上競技場でのアビスパ福岡戦(〇3-0/得点者:鬼木達、中田浩二、柳沢敦)を挙げた。

  それぞれサポーターにとっても心に残る一戦でもある。さらにこれから、二人にとって、新たに心に刻まれる試合が、鹿島で待っているはずだ――。

文:サカノワ編集グループ

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