【G大阪1-3鹿島】上田綺世が鮮烈2ゴール、鈴木優磨も復帰弾!G大阪は小野瀬康介スーパーミドルも、報復行為のパトリック一発退場
鹿島の上田綺世。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
岩政コーチ「個人個人に託したタスクを発揮し、チーム全員で戦う意識が見られました。非常に恰好いい選手たちでした」
[J1 1節] G大阪 1-3 鹿島/2022年2月19日14:00/パナソニックスタジアム
J1リーグ2022シーズン開幕のガンバ大阪対鹿島アントラーズ戦、鹿島が上田綺世の2ゴール、さらに鈴木優磨の復帰初得点で、ガンバ大阪に3-1の勝利を収めた。一方、G大阪は小野瀬康介が目の覚めるようなミドル弾を突き刺したものの、報復行為によりパトリックを一発レッドカードで失い、数的不利に陥ったことが響いた。
日本政府による新型コロナウイルスの水際対策により、鹿島はレネ・ヴァイラー監督不在のまま、岩政大樹コーチのもとこの開幕を迎えた。そして日本代表候補の上田綺世と今季ベルギーのシント=トロイデンVVから復帰した鈴木優磨の2トップを採用。さらに樋口雄太、荒木遼太郎とフレッシュな二人が中盤に入る。
すると20分、ディエゴ・ピトゥカの完璧なスルーパスから、オフサイドラインぎりぎりで抜け出した上田綺世が鮮烈の一撃を突き刺して、鹿島に先制点をもたらす。
しかしホームチームも負けていない。26分、セットプレーの流れから小野瀬康介のスーパーミドルで同点に追いついてみせる。
それでも流れは鹿島に。30分、ゴール前でのG大阪のビルドアップのミスを突き、鈴木が左足でシュートを決めて、嬉しい復帰初ゴール! アウェーチームが再び2-1に突き放した。
そして38分、問題のシーンが起きる。タックルのファウルを受けたパトリックだが、報復で鈴木に対し肘を出す。この行為に対して、主審はレッドカードを提示。VARが介入したものの判定は覆らず、G大阪は一人少ない数的不利な状況で戦わざるを得なくなった。
このあとは11人で戦う鹿島ペースで進む。そして66分、サイドの揺さぶりから荒木遼太郎のパスを受けた上田がゴール! このまま逃げ切った鹿島が3-1の勝利を収めた。
岩政コーチは試合後、「選手たちが素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたのが全てでした。個人個人に託したタスクを発揮し、チーム全員で戦う意識が見られました。非常に恰好いい選手たちでした」と、選手たちをたたえた。
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[文:サカノワ編集グループ]