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香川真司の移籍先候補は「二つ」? ウェスト・ブロムウィッチ、ベシクタシュ復帰、それとも!?

香川真司。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

ベシクタシュ会長の発言を受け、ドイツでも話題を集める。

 日本代表MF香川真司の移籍に関する話題が、ドイツで注目を集めている。カタールのスポーツ専門放送局でトルコでも放送される『BeINスポーツ』がこのほど、トルコ1部リーグ・ベシクタシュJKのフィクレト・オーマン会長の発言を紹介。「香川はスペインでの移籍を模索している。それがもしも上手くいかなかった場合、7月に入り、私たちは新たな計画を考えている」と、香川復帰の可能性について言及したという。

 つまり、ベジクタシュのオーマン会長は、香川にとって、トルコリーグでありベジクタシュが最優先でないことは把握している。ただ、スペイン行きが”頓挫”した場合、改めて獲得に向かうこともあり得ると示唆したのだ。

 可能性として考えられるのが、ドルトムントからベジクタシュへの期限付き移籍の交渉がまとまった昨年冬のように、ギリギリのタイミングでの決定になるか!?

 さらに、具体的な名前として挙がっているのが、イングランドのチャンピオンシップ(実質2部)のウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンFCだ。

 トルコ中道大衆紙『サバフ』がこのほど、「香川とのサインを実現させたいと考えているようだ」と、プレミアリーグ復帰を目指す古豪が獲得を検討していると報じていた。

 そういった状況を踏まえて、彼の所属元であるボルシア・ドルトムントの地元メディアである『ルール24』は6月27日、「香川はウェスト・ブロムウィッチを断り、ベジクタシュに行く?」と題したレポートを掲載した。

 同メディアは最近の状況を整理。「香川はドルトムントの新シーズンの陣容に組まれていない」「香川が再びベジクタシュに復帰する可能性が浮上した」「ベジクタシュの幹部が日本に向かった」「そのためにはウェスト・ブロムウィッチに断りを入れ、セビージャFCからの関心も途絶えることになる」とまとめている。

 セビージャに関しては昨年冬のタイミングで、クラブが獲得に向けて関心を示していると、スペインなどで伝えられた。しかし具体的なオファーには至らなかった。ただ、もちろん、水面下で交渉が進んでいる可能性も否定できないが……。

 ベジクタシュサイドは、「なんとかして香川を放出したい」というドルトムントとの駆け引きから、再び獲得を目指したい考えか。香川は2020年6月までドルトムントと契約を結んでいるものの、背番号「23」を”はく奪”され、新加入のトルガン・アザールに譲るなど酷い扱いを受けている。確かにサポーターから熱烈に歓待されるイスタンブール復帰は、悪くない選択肢の一つかもしれないが……果たして。

文:サカノワ編集グループ

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