ロケレン移籍決定のマリノス天野純「10番背負えたことは誇り」。今日の大分戦後、サポーターへ挨拶
横浜F・マリノスの天野純。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
1年間の期限付き移籍、「絶対に成功してやるというと覚悟と自信はあります」。
横浜F・マリノスは7月5日、天野純がベルギーリーグのスポルティング・ロケレンに期限付き移籍することが決定したと発表した。期間は2020年6月30日まで。7月6日にニッパツ三ツ沢球技場で行われる大分トリニータ戦の試合終了後、メイン側ピッチ中央で「ファン・サポーターの皆さまへのご挨拶」を実施する。
天野は神奈川県出身、1991年7月19日生まれの27歳。175センチ、64キロ。B型。これまでのキャリア(出身)は、三浦市立初声小(横浜F・マリノスプライマリー追浜)―三浦市立初声中(横浜F・マリノスジュニアユース追浜)―横浜高(横浜F・マリノスユース)― 順天堂大学- 横浜F・マリノス 。
国際Aマッチ1試合0得点。今季J1リーグ17試合0得点、ルヴァンカップ2試合 1得点、 天皇杯1試合1得点。J1通算101試合10得点、ルヴァンカップ20試合3得点、天皇杯16試合4得点。
今季背番号10をつけて、3人体制のキャプテンにも選ばれてゲームではキャプテンマークを巻いてきた。天野は次のように長文のメッセージを残した。
「嘘偽りのない本当の自分の思いを伝えたいと思います。
本当に苦渋の決断でした。
育成組織から育ってきたマリノスで優勝したい。最高の仲間と最後まで戦い抜きたい。子供の頃から憧れていたマリノスの10番を着けさせてもらい、さらにキャプテンまでやらせてもらったのに活躍できないまま旅立ってもいいのか。
その一方で昔からの夢であった海外への挑戦。気がつけば27歳になり、挑戦するにはラストチャンスの年齢。恐らく次のチャンスは来ない。チャレンジをしなかったら一生後悔する。海外で自分がどれぐらいのし上がれるのかチャレンジしたい。自分自身に感じる停滞感を打破したい。もっと上手くなりたい、もっと強くなりたい。
このような思いが自分の心の中に湧き上がってきました。様々な思いが交錯する中、何日も悩み、考え抜いた上で移籍をするという決断に至りました。
この移籍に際して、自分のわがままを聞いてくださり、最大限協力して頂いた強化部の方々、監督、クラブスタッフの方々には本当に感謝しかありません。
またファン・サポーターの皆さん、チームメイトにはシーズン途中で離脱してしまうことを申し訳なく思います。
海外の舞台で一つずつ積み上げて、絶対に成功してやるというと覚悟と自信はあります。これまでも幾度となく壁を乗り越えてきたという自負もあります。
何年後かにこの決断が正しかったと言えるように、短い間でもマリノスの10番を背負ったことを誇りに、ベルギーで頑張ってきます。皆さんには改めて大分戦後に挨拶させていただければと思います」
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※連載「Jの輪」天野選手の掲載は7月9日(火)を予定しています!
[文:サカノワ編集グループ]