アーセナル浅野拓磨の移籍先はパルチザンかそれとも…「条件」をセルビアメディアが伝える
日本代表でプレーする浅野拓磨。新シーズンは名門パルチザンでプレー!? それとも…。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
セルビア行きで基本合意している!? しかし――。
アーセナルFCが所有権を持ち昨季はハノーファー96に期限付き移籍でプレーした日本代表FW浅野拓磨だが、2019-20シーズンの所属先が間もなく決まるか。
セルビア大手メディアの『ノヴォスティAD』電子版は7月8日、浅野のセルビアの名門パルチザン・ベオグラードへの「移籍が近づいている」と報じた。
浅野とアーセナルの契約期間は2020年6月30日まで。記事によると、アーセナルとパルチザンの間で、浅野の1年間の期限付き移籍でクラブ間の「合意」に達しているという。しかし最終決定に至っていないのは、アーセナル側が、完全移籍での放出の可能性を探っているためだという。記事では「ドイツのクラブからのオファーを待っている」とレポートしている。
浅野が昨季まで所属したハノーファーは2部に降格し、完全移籍での獲得の意思がないことを表明している。2016-17シーズンから3年間、ドイツでプレーしており、他に獲得を検討しているクラブを待っているのか、すでに浮上しているということか?
そんななかで飛び出したのが、トルコ1部リーグのベシクタシュJKの”浅野獲り”である。
トルコの複数メディアが報じているが、おそらく、そういったアーセナル側の思惑を知り、調査に入ったのだろうか。24歳の日本人アタッカーに、違約金約1億円による完全移籍での獲得を申し出たと伝えられている。
ちなみにパルチザンは戦力の整理も進めており、浅野の完全移籍での獲得は難しいようである。つまり、アーセナルや浅野サイドが、レンタルでもOK、となれば「パルチザン浅野」は誕生するということだ。どのタイミングで決着するか、ということか。もちろん急転直下、ベシクタシュ行き(さらに他チームからもオファーがあれば……)もあり得る。
パルチザンは日本でも東欧の強豪の一つとして最も知られるクラブの一つで、昨季のセルビアリーグは29勝9分8敗で3位の成績を収めている。
ハノーファーでの浅野の昨季ブンデスリーガ1部リーグの成績は、13試合0得点。契約により、シーズン終盤に出場機会を得られないという辛い目にも遭った。
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[文:サカノワ編集グループ]