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1ゴール!香川真司がドルトムント合流直後、初実戦の遠征に帯同

サプライズ! 香川が今季初実戦の練習試合の遠征に帯同。地元の『ルール・ナッハリヒテン』が伝えた。※同紙のツイッターより

10-0で勝利。フンメルスとゲッツェは参戦したが他の主力は不在、その理由は…。

 日本代表MF香川真司がボルシア・ドルトムントに合流し、さっそくプレシーズン初の実戦となる練習試合のFCシュヴァインベルグ戦の遠征に帯同した。香川は60分から途中出場し、87分にチーム最後のゴールを奪取。チームは10-0の勝利を収めている。

 まず、ドルトムントの地元紙『ルール・ナッハリヒテン』が、合流間もない香川が飛行機に搭乗するのを確認し、SNSなどでもサポーターの間で話題になった。

 今回の試合会場はドイツ中南部の街。始動後、最初のトレーニングマッチである。ただし、ドルトムントからは飛行機で移動し、さらにそこから陸路で40分がかかるという場所にある。チームは今後アメリカ遠征も控えており、この”顔見世行脚”では移動の負担なども考慮し、マッツ・フンメルス、マリオ・ゲッツェは参加したものの、他の多くの主力は今回帯同しなかった。メンバー構成は計15人で、U-23の選手も加わっているという。そこに香川もさっそく入った形だ。

 とはいえ、ドルトムントの練習初日に姿が見られず、退団濃厚とされていた香川の遠征帯同には、ドルトムント地元紙『ルール・ナッハリヒテン』もツイッターで「フンメルス、ゲッツェのほかは多くが不在。しかし香川真司が飛行機に乗ったのはサプライズだ」と呟いていた。

 またこのメンバー構成を伝える記事のなかでも、「リュシアン・ファーヴル監督の人選には驚かされた」「この(練習試合の)準備のための練習も完了させていない香川が帯同している。彼はできれば別チームでキャリアを続けたいと考えている選手が」とレポートしている。

 香川はドルトムントとあと1年、2020年6月まで契約を残している。しかしファーヴル監督のもと、クラブからは事実上の戦力外と告げられ、彼のドルトムントの象徴とも言えた「背番号23」は新加入のトルガン・アザールに継承することが決定している。クラブも年俸などの削減のため、香川の今夏の退団を事実上容認している。

 そんな香川には、今年2月から5月まで期限付き移籍したトルコ1部リーグのベシクタシュJKが、年俸約2億4000万円のオファーを提示。トルコメディアによると、スペインでのプレーを希望する香川はベシクタシュに対し、「7月15日まで待ってほしい」と伝えているという。

 このほか、スペインリーグのレアル・ベティス(条件はベシクタシュの半額以下とも言われる……)、イングランド2部のウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンFCが獲得を検討していると言われる。

 そして練習試合、チームは3-4-3の布陣を採用。香川は60分にマリオ・ゲッツェと交代出場し、87分にチームの二桁ゴールに乗せる「10点目」を決めた。チームは10-0で勝利を収めている。

 ドルトムントはこのあと7月15日から19日まで米国遠征、7月27日から8月2日まではスイスでキャンプを行う。

関連記事:香川真司「7月15日」までに決断か。ベシクタシュに『最終期限』を伝える

[文:サカノワ編集グループ]

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