レアル・マドリード練習再開。久保建英の姿はトップチームに――
マドリードに戻ったレアルのトップチーム。練習には久保の姿も確認できた。※「レアル・マドリードTV」より
2日の練習にも参加。7日にはRBザルツブルクと再び敵地でプレシーズンマッチ。
[アウディ杯] レアル・マドリード 5-3 フェネルバフチェ/2019年7月31日(日本時間8月1日)/アリアンツ・アレーナ(ドイツ・ミュンヘン)
プレシーズンの親善大会「アウディカップ」を終えたレアル・マドリードが8月1日、練習場のシウダード・レアル・マドリードでトレーニングを再開した。また2日の練習にも参加。クラブ公式ホームページによると、ジネディーヌ・ジダン監督はカスティージャのセオアネと久保、フベニールAのミゲル・グティエレスを参加させたという。
その模様がクラブ公式サイトで動画と写真で伝えられた。1日の負荷をかけたランニングの練習では、久保建英の姿も確認された。ドイツ遠征でのリカバリー調整を兼ねたメニューだったこともあるが、ジネディーヌ・ジダン監督が言うように、当面はトップチームでの練習に加わりながら、カスティージャの試合などに参戦する形になるのか。あるいは、カスティージャが活動の中心になっていくのだろうか。
久保はアウディカップの2試合でいずれも途中出場。計4本のシュートを放つなど攻撃面では輝くものを見せた。
ジダン監督はアウディカップのアトレティコ・マドリード戦後、久保の今後について次のように言及していた。
「久保はチームと契約したばかり。将来、このチームにとって重要な存在になるでしょう。(マドリードに)戻った時に彼と話をするつもりでいます。彼をカスティージャで見ること、そして私たちと一緒に練習することは良いものになるでしょう。どう当てはめていくのか、様子を見るつもりです。彼はロドリゴやヴィニシウス・ジュニオールのようにとても若いし、ゆっくりと進む必要があります」
8月7日(日本時間8日2時開始)には今度はオーストリアに遠征し、日本代表の南野拓実が在籍するRBザルツブルクとプレシーズンマッチを行う。大会形式ではないため、果たして、久保の帯同はあるのだろうか?
現実的には開幕から当面は、トップの練習に加わりながらカスティージャでプレーすることになりそうである。ただスペイン紙『マルカ』は、「(クラブ内に)久保はセクンダB(実質3部)でプレーするレベルの選手なのだろうか」という議論があり、他のトップチームにレンタル移籍するべきだという意見もあるというレポートが掲載されている。
久保にとっては1日1日が重要なアピールになる日々が、まだまだ続きそうだ。