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ベイルより人気。レアル久保建英へのレンタル申し出はこの5チーム。レバンテ、マジョルカ、エスパニョール…

久保建英。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

53億円で獲得したロドリゴが、トップ昇格は優先される?

 スペインメディア『ドン・バロン』は8月2日、レアル・マドリードのMF久保建英にレンタル(期限付き)移籍の申し出をしている5チームについて、これまで伝えられてきたレアル・バリャドリードをはじめ、レバンテUD、ビジャレアルCF、RCDエスパニョール、RCDマジョルカだと伝えた。

 各チームの昨シーズンの成績は以下の通り。

◆エスパニョール/7位/14勝11分13敗/48得点・50失点

◆ビジャレアル/14位/10勝14分14敗/49得点・52失点

◆レバンテ/15位/11勝11分16敗/59得点・66失点

◆バリャドリード/16位/10勝11分17敗/32得点・51失点

◆マジョルカ/2部5位/19勝12分11敗/51得点・31失点
※1部昇格

 記事では「ガレス・ベイルやイスコよりも多くのオファーが届いている」と、久保の需要を伝える。そして「マルコ・アセンシオのケガによる長期離脱によって、右サイドはヴィニシウス・ジュニオールやイスコが候補に。日本人選手の久保にもチャンスはあるかもしれない」と、これまでも指摘されてきているように、彼がEU枠外の登録問題さえクリアすれば、トップのリーグ戦に出られるチャンスはあると報じる。

 しかし、ジネディーヌ・ジダン監督やクラブは「無料で獲得した久保よりも、4500万(約53億円)もの移籍金で獲得したロドリゴがトップ昇格は優先されるだろう」とも記す。つまり、それだけの巨額の投資をしているロドリゴのほうが、久保よりもトップ昇格がまず優先されるはずだということだ。

 とはいえ、カスティージャとして実質3部リーグで長くプレーするレベルにはないことをすでに証明しており、「クラブ内では他クラブのトップチームへのレンタル移籍についても検討が開始されている」とレポートする。そのうえで、上記5チームからすでに獲得の申し出があったということだ。

 なかでもバリャドリードは元ブラジル代表であり、レアル・マドリードのOBであるロナウドが現在オーナーを務めている。親日家で日韓ワールドカップの優勝メンバーの一人であり、2003年には銀河系軍団の一員としても来日している。何よりチームは攻撃面で課題を抱えており、確かに選択肢としては面白そうではある。

 久保の意思もかかわってきそうではある。もちろん自らが道を切り開いたからこそ与えられた選択肢ではある。果たして18歳はどのような決断を下し、スペインでのプロ1シーズン目を過ごすのか――。

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Topics:Offer for 5 teams to Takefusa Kubo of Real MADRID.

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