名古屋の相馬勇紀が鹿島へ期限付き移籍。異例!プロ1年目、夏の大抜擢
名古屋の相馬勇紀。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
「パワー、スピードに注目してください!全力で戦います!」
名古屋グランパスのFW相馬勇紀が8月7日、名古屋グランパスに期限付き移籍することが決まった。両クラブが同日発表した。移籍期間は2020年1月31日まで。同選手は契約により移籍期間中、名古屋とのすべての公式戦に出場できない。
相馬勇紀(そうま・ゆうき)は1997年2月25日生まれの22歳。東京都出身。165センチ、68キロ。これまでのキャリアは、布田SC―三菱養和調布SS―三菱養和SC調布Jrユース―三菱養和SCユース―早稲田大―名古屋。
2018年の夏から特別指定選手として名古屋でプレーし、今季プロ契約を結んだ。今季リーグ戦16試合1ゴールを記録。J1通算は25試合2得点。
相馬は鹿島の広報を通じて、次のように決意を示している。
「鹿島アントラーズのファン、サポーター、関係者の皆さま、初めまして、名古屋グランパスから期限付き移籍で加入しました相馬勇紀と申します。伝統あるクラブでプレーすること本当に楽しみです。
パワー、スピードのところに注目してください!
全力で戦います!
応援よろしくお願いします!」
一方、名古屋のファンとサポーターには次のように呼び掛けている。
「昨シーズンの夏、特別指定選手としてグランパスの一員になってから約1年間、素晴らしい選手・環境の中でたくさん成長することができました。
クラブの皆さんにはこの度の移籍も含め、いつも支えていただき本当に感謝してもしきれないです。
ファミリーの皆さんにもいつもどんな時も大きな声援で後押ししていただきました。本当に嬉しかったです。
鹿島アントラーズに行って、さらに成長して戻ってきます。本当にありがとうございました」
最近のリーグ戦では途中出場が続いていたとはいえ、J1リーグでコンスタントに出場を続けるなか、プロ1年目の夏での移籍というのは非常に珍しいケースだ。しかも鹿島への抜擢だ――。
金森健志(→サガン鳥栖)、阿部裕葵(→バルセロナB)、鈴木優磨(→シントトロイデンVV)といったアタッカー陣の退団に伴い、期限付きとはいえ”将来性”をも見据えての獲得と言えるか。鹿島のサイドは確かにタレントが限られるだけに、練習からアピールできれば、相馬にさっそくチャンスは訪れるか。
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[文:サカノワ編集グループ]
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