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レアルがネイマール獲り。久保の動向にも影響、モドリッチ放出も!?

パリ・サンジェルマンのネイマール。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

ポグバから撤退。バルサが二の足を踏むところを狙う。

 スペイン1部リーグのレアル・マドリードが、フランス1部リーグのパリ・サンジェルマン(PSG)のFWネイマールの完全移籍での獲得を検討しているという。複数の媒体が取り合げるなか、スペイン紙『マルカ』は8月8日、「ポグバさようなら、ネイマールこんにちは!」と題したレポートを掲載。レアルによる「お手頃価格になった」ネイマール獲得が、具体的に動き出したと伝えている。実現すれば久保建英の動向にも影響しそうだ。

 記事によると、マンチェスター・ユナイテッドはポグバの放出を断固拒否。そこでレアル・マドリードは中盤とアタッカーを補強するため、ネイマールに触手を伸ばしているというのだ。

 久保とロドリゴはフニベールA登録、さらにヴィニシウスも開幕時はカスティージャ登録のため、トップチームのEU外の3枠について柔軟に対応できるのもレアルの強みだ。ネイマール復帰が噂されたFCバルセロナは、すでにEU外3枠が埋まっているため、二の足を踏んでいる状況だ。

「ネイマールは問題が多い。しかしPSGも問題を抱えている。ネイマールはパリを出たがっている」と記事では伝えるとともに、ジネディーヌ・ジダン監督は世界トップクラスの選手を一人は獲得したいという意向を持っているという。

 両クラブの交渉はまだ開始されていないと見られる。ただ、レアル側については、「ガレス・ベイル、ハメス・ロドリゲス、それにマリアーノの新天地を見つけること」が、ネイマールを迎え入れるための条件になるとも指摘している。

 また、他の媒体では、ルカ・モドリッチが”トレード”要員(モドリッチ+移籍金約1200万ユーロ/142億円)として浮上しているとも伝えている。なお、モドリッチは先のザルツブルク遠征に帯同していなかった。

 バルセロナFCで一時代を築いたネイマールのレアルへの「禁断の移籍」が果たして成り立つのか。ただ、もしも本格的な交渉に入ったとしても、まだ越えなければいけない”山”がいくつも待っていそうだ。

 レアルでの久保とネイマールのコンビもぜひ見てみたいが……。ネイマールが加われば、EU外枠が一つ確実に埋まってしまうため、久保のリーガデビューはさらに難しくなる。ネイマールの加入によっては、レアル・バリャドリードなどへの期限付き移籍の噂も出ている18歳の日本代表アタッカーの動きにも、何かしら影響が出るかもしれない。

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[文:サカノワ編集グループ]