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レアル・マドリードのエムバペ獲得オペレーション、譲れない条件は「即決」

パリSGのエムバペ。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

来年1月に交渉解禁。ただし給与面の大きな課題も…。

 フランス代表FWキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)が来年の夏、このまま行くとフランス1部パリ・サンジェルマンとの契約満了によりフリートランスファーになる。昨年夏に獲得が決定的とされながらも反故にされたスペイン1部レアル・マドリードだが、「ラストチャンス」と定め、獲得への準備を進めているようだ。ただし、エムバペに対し回答期限を定めるそうだ。

 現在は所属先のパリSGがエムバペと交渉できる立場にある。そして契約満了の半年前となる1月1日からは、あらゆるクラブがこのスーパースターと交渉可能になる。そのため、レアル・マドリードがそのスタートのタイミングと同時に動くのかが現在の注目点となっている。

『Relevo』によると、レアル・マドリードは2024年を迎えるとともに、エムバペに獲得オファーを出す準備を進めているそうだ。そして24歳のフランス代表エースが白い巨人のユニフォームを着てプレーするのを望むのであれば、その決意を示すために「即決」を求めるということだ。つまり、回答を長引かせる「保留」は認めないという。

「長くは待たない」と強調。他クラブなどとの駆け引きをするのであれば、白い巨人は交渉から降りるのを躊躇わないそうだ。

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 ただし、エムバペの給与は3500万ユーロ(約57億円)以上となる可能性があるとされる。レアル・マドリードで現在最も高い給与を得ているのが、ダビド・アラバ、トニ・クロースで、それぞれ1080万ユーロ(約17億6000万円)、1070万ユーロ(約17億4000万円)と見られ、クラブ全体のサラリーのバランスが崩壊しかねないと危惧されるなど、このエムバペ獲得オペレーションが実現するための課題は多い。

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