【移籍】エムバペ側がレアル・マドリードとの合意を完全否定「話し合いも行われていない」
パリ・サンジェルマンのキリアン・エムバペ。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
憶測やデマ…本人の決断に一切影響しないとも強調。
フランス1部パリ・サンジェルマンに所属しているフランス代表キリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)がスペイン1部レアル・マドリードに来季加入することで合意したとされる報道を受けて、『RMCスポーツ』は1月8日にエムバペの側近のコメントとして「合意などない。話し合いすら行われていない」と完全否定した。また、そうした憶測やデマなどがあっても、エムバペ自身は影響を受けることはないとも強調している。
エムバペとパリSGの契約は今シーズン終了となる2024年6月まで。1年間の延長オプションがあるものの、エムバペはこれまでその権利を行使するとは発表していない。これまでパリSGとの新たな合意がないため、契約満了の半年前にあたる2024年1月からは、全クラブがエムバペサイドと交渉可能になった。
そこで2022年夏に口頭合意から裏切られたスペイン1部レアル・マドリードが真っ先に手を上げて、フリートランスファーになるエムバペと契約することが確実視されている……と、これまで噂されてきた。そうしたなかフランスメディア『フット・メルカート』が1月7日、独自の情報として、「エムバペはここ数日で、レアル・マドリードと合意に至った」と報じたのだ。
しかし『RMCスポーツ』は翌8日、「キリアン・エムバペの側近によれば、キリアンの今後についての合意はない。特にそれに関する議論も始まっていない。キリアンの議論、熟考、決断のタイミングに、いかなる影響を与える可能性はない」と伝えた。
こうした情勢を踏まえると、むしろレアル・マドリード移籍が決して優先されることはないということになるだろうか。あるいは、すでに決断している!?
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ポジションバランスを見ると、確かにマドリードがこの25歳のフランス代表ストライカーの獲得を焦る必要はないのかもしれない。となると、エムバペはパリSG残留も視野に、リバプールFCやアーセナルFCといった世界最高峰にあるプレミアリーグのクラブへの移籍もあるのだろうか!?