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原口元気に英国からオファー届かず。ハノーファーの今夏放出要員か

ハノーファーの原口元気。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

『ビルド』紙は「ハラグチはクラブを出るべきで、出たがっている」。

 原口元気のイングランド挑戦はならず――。イングランド・プレミアリーグのワトフォードFCとチャンピオンシップ(2部相当)のダービー・カウンティFCからブンデスリーガ2部ハノーファー96に、移籍期間終了にあたる8月8日、原口のレンタル移籍での獲得に関する問い合わせがあったものの、結局、正式オファーには至らなかった。

 ドイツ大衆紙の『ビルド』によると、ワトフォードとダービーから8日18時の直前に獲得の問い合わせがあったが、オファーはなかったという。そのうえで、「この日本人選手はハノーファーを出るべきで、出たがっています。ただしハノーファーは移籍金400万ユーロ(約4億7400万円)を設定。2018年にヘルタ・ベルリンから獲得した際は、450万ユーロ(約5億4300万円)がかかりました」と記している。原口は2021年6月までハノーファーを契約を結んでいる。

 ハノーファーは選手獲得の資金を得るため、戦力の放出を進めたい考えだという。8日にはブラジル代表DFワラシのセリエAウディネーゼ・カルチョへの4年契約での完全移籍が成立。移籍金600万ユーロ(約7億1100万円)を得たといい、これは昨季ハンブルガーSVから獲得した際に支払った違約金と同額ということだ。

 ハノーファーで2シーズン目を迎える原口は、VfBシュトゥットガルトとの開幕戦(●1-2)に先発で出場したものの、2節レーゲンスブルク戦(△1-1)はベンチだった。昨季はブンデス1部28試合0得点とノーゴールに終わっている。

 日本代表では通算49試合10得点。ロシア・ワールドカップ(W杯)では3試合に先発出場し、ベルギー代表戦(●2-3)で1ゴールを決めた。

関連記事:【ヘルタ時代】原口元気が打ち明けた覚悟。「大丈夫。俺は乗り越えられる」

[文:サカノワ編集グループ]

Topics:Genki HARAGUCHI of Hannover 96 received no official offers from any England’s clubs.

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