流れ変えた遠藤保仁が語るG大阪の課題「能力の高い選手を生かし切れていない」

G大阪の遠藤保仁。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

4-4-2への布陣変更で小野瀬弾を引き出す。

[J1 25節] 横浜FM 3-1 G大阪/2019年8月31日/ニッパツ三ツ沢球技場

 ガンバ大阪のMF遠藤保仁が横浜F・マリノス戦の後半途中58分、倉田秋と交代でピッチに立つと、コンビネーションから小野瀬康介のゴールにつながるパスを放つなど流れを変えた。3バックから4バックへの布陣変更が奏功したとも言えたが、39歳のバンディエラは「布陣は関係ない。能力のある選手を生かし切れていないのが現状。それは選手同士で話し合い、そこからコーチ陣とも話しながらやっていきたい」と、チームのテーマを受け止めていた。

 遠藤とともにパトリックが投入され、布陣を3-5-2から4-4-2に変更。井手口陽介と2ボランチを形成した遠藤が、やや高い位置でボールを収めて起点を作った。その流れから小野瀬の目の覚めるような一撃が決まり、反撃の狼煙を上げた。しかし――結果的に1-3で敗戦。5引き分けを挟んでの黒星で、6試合連続勝利なしとなった。

 試合後、遠藤は布陣に関する質問を受けると次のように答えた。

「3バック、4バック、それぞれのメリットがある。もともと4バックで慣れ親しんだチームではありますが、システムというより、攻撃的に行くのか、守備的に行くのか、ボールを持った選手へのサポートの仕方がまず重要。(布陣は)どちらでも構わないと思いますけれど、3バックだから守備的というわけではない。ポジションの取り方一つで変わってくる」

 3バックか4バックかは大きな問題ではないと強調。そのうえで、個々の特長を引き出しあうためのコミュニケーションを深めることの大切さを説いた。

「(4バックになって挽回したようだが?)ある程度、リスクを負っていたので、何とも言えない。一人ひとりの特長を考えたうえで監督が決めていることで、3バックでも4バックでも持ち味を出せないことでは半減してしまう。もっと選手同士で話し合いながら、ゲーム中でもしっかり修正できるようにしていきたい」

 G大阪のナンバー7はそのように言った。そして宇佐美貴史、パトリック、井出口の新加入3人の復帰組をまだ生かし切れていないことを次のように受け止めていた。

「もともと力のある選手が帰ってきて、上手く行くか行かないかは選手次第。貴史、パト、陽介、それぞれの特長を上手く生かさないといけない。周りとのコンビネーションやコミュニケーションによるので、FW陣がプレーしやすいように、後ろはサポートしていきたい。

 ハマるか、ハマらないかはやってみないと分からない。能力のある選手なので、生かし切れていないのが現状。それは選手同士で話し合い、そこからコーチ陣とも話してやっていきたい」

 以前にいた彼らとは、どこが変化しているのか。そのあたりを捉えながら、また新たなチームのスタイルを見出していきたい。そんな思いが遠藤の言葉からは感じられた。

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[文:サカノワ編集グループ]

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