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【日本代表】久保建英の懸念「勝手にイメージを作ってしまっているかも」

久保建英。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

18歳にして初めて挑むワールドカップ予選について――。

 9月シリーズに臨む日本代表( SAMURAI BLUE )のメンバーに選出されたMF久保建英が9月3日、メディアのフラッシュインタビューに登場。その模様がJFA(日本サッカー協会)が運営するSNSのツイッター「サッカー日本代表」公式アカウント( @jfa_samuraiblue )で公開された。

 18歳にして初めて臨むワールドカップのアジア予選(10日/ミャンマー代表戦/ヤンゴン)。まず、その印象について、久保は次のように語った。

「経験したことがないので、正直、どんなものなのか自分は分かりません。幸い経験のある選手がたくさんいるので、いろんな選手から情報を得て、しっかり準備できればいいかなと思います。

 見ていると、初戦が難しいものになるというイメージを勝手に作ってしまっているということが、あるように思います。ただ、『1試合』であることに変わりはないので、みんなで集中していければ問題ないはずです」

 初戦は難しい――。久保も数々の世代別の国際大会に臨んで、そのことは十分認識している。ただ思い込みすぎる、のは良くないと、自らに言い聞かせるように言っていた。

 その前には、まず5日、日本代表はカシマサッカースタジアムでキリンチャレンジカップ(親善試合)として、パラグアイ代表と対戦する。

「向こうも結構気持ちが入っていると思いますし、すぐにW杯予選があります。単なるテストマッチではなく、しっかり各々が準備していければと思います」

 この夏はFC東京を退団し、レアル・マドリードからRCDマジョルカに期限付き移籍を果たした。そしてスペイン1部リーグでのデビューを果たした直後、こうして合流した。『海外組』として初めての日本代表での活動となる。

「海外組とか、海外組ではないとか関係ありません。選ばれるべき選手が選ばれていると思いますし、どこでプレーしているとか関係なく、代表に選ばれれば代表の選手。かと言って、普段同じチームでプレーしていない分、難しい部分はあり、それを補うのがやはり練習です。そういったものを練習で高めていって、いいものを見せられればと思います」

 久保はむしろチームとしての連係面などに課題を感じていた。

「W杯は4年に1回で、まだまだ先のことで、今回はその切符を勝ち取るためのもの。誰が出るか、誰が選ばれるのか、その時によって変わってくると思いますが、全力を尽くして、次の試合につなげることが一番大事になると思います」

 予選は様々な選手が状況や対戦相手に応じて招集されるだけに「次へつなぐこと」が大切だと強調した。

 2列目は豊富なタレントが揃う。この2試合で、久保の先発起用はあるのか? そしてFC東京を経て、海を渡り約2か月――。その進化した姿を見せる機会にもなる。

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[文:サカノワ編集グループ]

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