中島翔哉が3戦連続先発、トリックプレーから決定機。しかしポルト監督の期待に応えられず早々に交代

ポルトの中島翔哉。(C)FC PORTO

ヨーロッパリーグ、主導権は握ったもののフェイエノールトに今大会初黒星。

[EL GS2節]  フェイエノールト 2-0 ポルト /2019年10月3日/デ・カイプ

 FCポルトの日本代表MF中島翔哉がヨーロッパリーグ(EL)のグループステージ2節、オランダのフェイエノールト戦に先発出場した。先週からのポルトガル国内カップ戦、リーグ戦に続く3試合連続でのスタメン抜擢に。セットプレーからのトリックプレーで決定的なシュートを放ったもののモノにできず、0-1で迎えた53分に最初のカードで途中交代した。試合は0-2で完敗を喫した。ポルトはグループステージ1勝1敗。

 中島は4-4-2の左MFで先発。先週末のリオ・アベェFC戦(〇1-0)に続いて、相手ボランチの背後を突いて、そこで攻撃の起点を作る役目を担った。

 立ち上がりから球際での激しいバトルが繰り広げられるなか、7分、相手ゴール前で直接FKのチャンスを得る。すると今年3月にブラジル代表デビューを果たしたアレックス・テレスはゴール前に蹴り込むと見せかけて、壁の脇から背後を突いた中島にパス。中島は相手GKと1対1になりシュートを放ったが……ボールは枠の上を越えてしまった。ちょうど流れが来ていただけに、これは決めたかった。

 さらに20分には、中島が左サイドでボールをためて縦にスルーパスを放ち、その流れからビッグチャンスをお膳立てした。

 ただ、ポルトはボールを支配するものの、奪われてカウンターに持ち込まれると守備のバランスを欠き、一気にピンチを招く展開が続いた。中島は自陣での守備の役割が曖昧で、何度か左サイドから崩されてしまった。

 すると後半開始早々の49分、左サイドのセンターライン付近、中島のプレスがかかり切らなかったところから逆サイドへ展開される。そこからDFのミスも連続し、クロスから失点を喫した。国内リーグでは5試合連続無失点だったが、チーム全体の守備の綻びを露呈してしまった。

 セルジオ・コンセイソン監督は53分、最初のカードを切り、中島を下げて、コロンビア代表のルイス・ディアスを投入。コンセイソン監督はベンチに退いた中島の背中を軽く叩いて、労をねぎらっていた。

 結局、その後追加点を奪われて、ポルトは0-2で今大会初黒星を喫した。ボール支配率はポルトから見て、61パーセント対39パーセント、シュートも20本対11本と大きく上回ったものの、内容的には相手チームのほうが上回っていた感じだ。中島は徐々にコンセイソン監督の信頼を得てきていたが……今回再び評価を下げてしまったか。

 今週末、ポルトは試合が組まれていない。日本代表の中島はこのあと、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の10月シリーズに臨むため帰国する。

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[文:サカノワ編集グループ]

Topics:Shoya Nakajima of FC Porto started three consecutive games in a row.

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