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帰ってきた宇佐美貴史。パナスタ今季初得点に「今日のヒーローは僕ではなくて」│G大阪×札幌

宇佐美貴史。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

相手DF二人をかわし、右足で技ありショットを突き刺す。

[J1 28節] G大阪 5-0 札幌/2019年10月4日/パナソニックスタジアム吹田

 ガンバ大阪のFW宇佐美貴史が北海道コンサドーレ札幌戦、ドイツ・ブンデスリーガのフォルトゥナ・デュッセルドルフからこの夏に復帰し、ホームのパナスタでの初ゴールを決めた。7月20日の名古屋グランパス戦(△2-2)以来、今季通算2ゴール目。

 1-0とリードして迎えた61分だった。アデミウソンからのパスをゴール正面で受けると、相手DFふたりを軽快なタッチからかわし、意表を突くタイミングで右足のショットを放つ技ありのゴールを決めた。ホームチームはさらにそこから3点を追加して、今季最多5ゴールを奪って、大勝を収めた。

 試合後のフラッシュインタビューで、宇佐美は「序盤から主導権を握れて、素晴らしい試合内容だったと思います。毎試合がターニングポイント。(直前のセレッソ大阪との)ダービーで負けて、改めて一致団結して戦えて、悔しかったあの負けが今日につながったと思います」と語った。

「アデ(アデミウソン)がいいところに落としてくれたので、あとはかわして蹴り込むだけでした。今日のヒーローは僕じゃなくてアデだったんじゃないかなと思うぐらい良かったので、アデに感謝したいです。これまでチームに迷惑をかけて、不甲斐ない思いをさせてきてしまい、何とか皆さんの期待に応えたかったが、今日はそれができて良かったと思います」

 そのようにアデミウソンをはじめ周りのサポートに感謝するとともに、ここからの”逆襲”を誓っていた。

 そして最後はサポーターに向けて、「これからも勝ち続けられるように一つになって戦っていきましょう!」と呼び掛けた。

 宇佐美の躍動がそのまま、G大阪の躍動となる。シーズン終盤、ガンバの季節を迎える。

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[文:サカノワ編集グループ]

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