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バルサB安部裕葵は負傷明け途中出場、タッチで魅せたがキック精度を欠く

バルセロナBの安部裕葵。(C)FC_BARCELONA (C)FCB

オリウエラ戦、左ウイングで約30分間プレー。

[スペイン セグンダB 8節] バルセロナB3-0 オリウエラ /2019年10月14日/ヨハン・クライフ・スタジアム

 バルセロナFC・BチームのU-22日本代表FW安部裕葵が、ホームでのスペイン・セグンダB(実質3部リーグ)の8節・オリウエラCF戦、3-0で迎えた63分から途中出場して逃げ切りに貢献した。軽快なボールタッチを魅せたものの、キック精度を欠いてチャンスにはなかなか絡めなかった。

 筋肉系の負傷で前節のエルクレスCF戦(●1-4)を欠場していた安部は背番号「12」をつけて登場。2試合ぶりのリーグ戦のピッチとなった。

 ボールに触れる機会は多く、この夏に鹿島アントラーズから加入した20歳の若武者は少しずつ着実に環境に馴染んできていることを感じさせた。その中で、浮いたボールを軽快にさばいて囲んできた複数人の相手をかわすなど、テクニックの高さを見せつけていた。

 しかし、カットインからのシュート、左サイドを突破してのクロス、いずれもミートせずフワッとしたボールに。チャンスを逃したことでスタンドからはため息がこぼれ、ここぞという場面で力を発揮できなかった。

 試合はそのまま3-0でバルセロナBが逃げ切り、勝点3奪取に成功した。バルセロナは序盤戦、カンテラからバルセロナBをパスしてトップチームデビューを果たした16歳のアンス・ファティが、大ブレイクを果たして注目を集めた。ポジション的には”ライバル”になるだけに、安部も少しずつインパクトのあるプレーを見せていきたいところだ。加入時に浮上していたサイドバック挑戦の話がどうなっているかも気になるところではある。

 バルサBはセグンダBグループC、4勝2分2敗(13得点・9失点)で暫定6位。安部は5試合(327分出場)0得点。

 次節は10月19日現地時間17時30分から、7位のUEリャグステーラとアウェーで対戦する。

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[文:サカノワ編集グループ]

Topics:Hiroki ABE of the FC Barcelona-B played against Orihuela CF.

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