×

中村俊輔が鮮烈の一撃「遠回りしても、粘って頑張っていれば」

横浜FCの中村俊輔。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

横浜FC初ゴール!残り4試合、J1昇格に向けて、一段と勢いを増してラストスパートへ。

[J2 38節] 横浜FC 2-1 東京V/2019年10月27日/ニッパツ三ツ沢球技場

 横浜FCの元日本代表MF中村俊輔が東京ヴェルディ戦の26分、左足を振り抜き約25メートルのミドルを突き刺す移籍後初ゴールを決めた。鮮烈の一撃で先制に成功したホームチームが2-1で勝利を収め、2位のモンテディオ山形と並ぶ勝点67で首位の柏レイソルを追走する。

 中村の左足は、色褪せてなどいなかった。自身が様々な思い出が詰まっていると語ってきた三ツ沢で、凄まじいショットを突き刺してみせた。

 右サイドからのクロスをセンターフォワードに入った皆川佑介が正確に落とす。

 すると、そこに数歩のステップで踏み込んだ中村が一閃。「ミナ(皆川)がいい具合でボールを落としてくれたので、コースは見えたので、上手く足に乗ったと思います」と、低い弾道が加速しながらゴールネットに突き刺さった。

「ちょっと今まで何もできずにいたので、今日は少し貢献できたのかなと思います」

 試合後のヒーローインタビューで、41歳のレフティはそのように語った。

 そして横浜FCの背番号46は、「ベンチだったり、ベンチ外だったり。ただ遠回りしても、こうして粘って頑張ってきて、少しだけ貢献できたので、少し引き続き努力し続けたいです」と、向上心を示した。

 残り4試合。J1昇格へ――。2位以内での自動昇格を是が非でも手にしたいところだ。

「理想とするきれいなサッカーはなかなかできませんが、後半のような勝つサッカーができれば、(J1が)見えてくると思うので、チーム一丸となって頑張りたいです」

 チームにもう一度勢いを与えたと言って過言ではない。中村俊輔ここにあり、と言わんばかりのスーパーゴールで、横浜FCがさらに加速しながらラストスパートへと向かう。

関連記事:中村俊輔が模索する「自分の色の出し方」

[文:サカノワ編集グループ]

Topics:Shunsuke NAKAMURA of Yokohama FC got a super goal!

Ads

Ads