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情熱衰えぬラモスが5度目の世界挑戦「ブラジルに勝って優勝したい」

(左から)北澤豪フットサル・ビーチサッカー委員長、日本ビーチサッカーのラモス瑠偉監督、日本サッカー協会の田嶋幸三会長。(C)SAKANOWA

ビーチサッカー日本代表監督としてパラグアイW杯へ。「挑むからには世界一を目指す」。

 ビーチ日本代表のラモス瑠偉監督が10月29日、パラグアイ・ビーチサッカーワールドカップ(W杯)に向けてメディア対応を行い抱負を語った。

 ラモス監督は脳梗塞の病に倒れたものの復活を遂げ、2018年にビーチ日本代表の監督に再度就任。今年3月にタイで開催されたアジア選手権で優勝を果たし、パラグアイW杯の出場権を獲得した。

 ラモス監督は「北澤委員長から話をもらった時、その真剣さが届いたから引き受けました。口だけではなく成績を残したいし、ブラジルと対戦して、優勝したいです」と意欲を示した。

 そして指揮官は次のような「予感」を感じ取っていた。

「皆さんに支えていただいたお陰で、アジア選手権は素晴らしい成績を収めることができました。この勢いに乗ってW杯でも良い成績を残せるのではないかと思っています。残り3、4週間、インターコンチネンタル(大陸代表大会)でも、もちろん優勝を狙います。監督を務めている以上、優勝しかない。とにかく頑張ってきます。いい報告ができるように、準備して精一杯戦ってきたいと思います」

 そのように力強く”決意”を示した。

 ラモス氏は1957年2月9日生まれ、ブラジル・リオデジャネイロ出身。帰化したあと、日本代表の司令塔として、三浦知良(現横浜FC)、森保一現日本代表監督らとプレー。1993年のワールドカップ・アジア最終予選で「ドーハの悲劇」を味わった。

 これまでの指導歴は、サッカーでは2005年柏レイソルコーチ、2006年から2007年に東京ヴェルディ監督、2014年から2016年までFC岐阜監督。ビーチサッカーのW杯では2005年リオデジャネイロ大会、2009年ドバイ大会、2011年ラベンナ大会、2013年タヒチ大会を率いている。今回5度目の世界挑戦となる。母国でもあるブラジルで開催された2005年大会でいきなりベスト4入りを果たし、衝撃を残した。09年、13年もベスト8入りしている。

▼ビーチ日本代表、今後の日程
▽インターコンチネンタル・ビーチサッカーカップ・ドバイ
Intercontinental Beach Soccer Cup Dubai

2019 11月5日(火)から9日(土) に開催

▽FIFAビーチサッカーワールドカップパラグアイ2019
グループA:日本・パラグアイ・スイス・アメリカ

▽試合日程
11月21日(木) 21:00 vs. パラグアイ
11月23日(土) 17:50 vs. アメリカ
11月25日(月) 17:50 vs. スイス
※時間は現地時間

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[取材・文:塚越 始]

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