本田圭佑がフィテッセと正式契約。カンボジア代表監督は継続
フィテッセの本田圭佑。※フィテッセ公式ツイッターより(@MijnVitesse)
今シーズン終了まで。11月の国際Aマッチ期間後にデビューへ。
オランダ1部リーグ(エールディビジ)のフィテッセは11月6日、フリートランスファー(無所属)となっていた元日本代表の本田圭佑と正式契約を結んだと発表した。本田はクラブと今シーズン終了までの契約で合意した。
本田が名古屋グランパスから初めて海を渡ってプレーしたのがオランダのVVVフェンロだった。そしてVVVからCSKAモスクワに渡って契約を結んだのが2010年元日。それから9年、33歳になったアタッカーが再びオランダの地に立つことになった。
本田はフィテッセの公式ホームページで次のようにコメントしている。
「オランダでサッカーをしていた頃から、しばらく時間が経ちました。願わくば、オランダのサッカーファンが私のことを覚えていてくれたら嬉しく思います。とにかく私はフィールドで、みんなを感動させるため全力を尽くします。
チームにとって重要な選手になれるように、そしてスタジアムで、ファンのためにプレーできることを楽しみにしています。またVVVフェンロの時に続き、イエローブラック(黄色・黒)のユニフォームで再びプレーできることも素晴らしく思っています」
また、テクニカルディレクターのモハメド アラハは次のように本田に期待している。
「冬の中断前に、多くの負傷者が出ていたなかで来てくれて嬉しく思います。ケイスケの経歴がすべてを物語っています。彼がエールディビジで再びクオリティを発揮することを願っています」
なお、本田はカンボジア代表監督(ゼネラルマネジャー)も続けるという。
現在は労働許可証が下りるのを待っていて、11月の国際Aマッチ期間のあと、フィテッセの選手として正式に登録される予定だ。
CSKAモスクワ時代に本田を中心選手として据えたレオニード・スルツキ監督は、11月3日のFCエメン戦(●1-2)のあとのオランダ放送協会(NOS)のフラッシュインタビューで、本田の獲得に向けて次のように語っていた。
「彼は豊富な経験を持ち、創造性をもたらしてくれる選手です。私たちは彼と話し合ってきました。ボール(主導権・選択権)は今、彼にあり、決断を待っています。ケイスケは私たちにとって価値のある選手です」
フィテッセは3日のエメン戦で敗れ、リーグ7勝2分3敗で5位に順位を落とした。東京オリンピックでのオーバーエイジ選出を「目標」にも掲げる本田が、オランダの地で再び輝きを放つことができるか――。
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[文:サカノワ編集グループ]
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