【京都】浦和、長崎から選手引き抜きも?山道守彦氏が強化部長に就任
山道守彦氏(2018年の浦和の新加入選手会見より)。(C)SAKANOWA
浦和では槙野、興梠、西川、ラファエル・シルバらを獲得。
京都サンガF.C.は11月27日、山道守彦(やまじ・もりひこ)氏が12月1日付で強化部長に就任すると発表した。山道氏は現在務めているV・ファーレン長崎の強化部長を退任する。
山道氏は1963年6月23日生まれの56歳。東京都出身。現役時代のキャリアは、三菱養和SC―筑波大学―三菱。ポジションはDF。
引退後は浦和レッズのクラブスタッフとしてチーム強化を担当してきた。浦和の最初の黄金期だった2006年2月から2009年1月まで強化部長を担当。その後、2009年2月から2011年9月まで総務部長を務めた。
一旦現場からは離れたあと、2011シーズンに浦和がJ1残留争いに巻き込まれた際、9月に強化部長(その後、強化本部長)に復帰。強化責任者として、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督(現・北海道コンサドーレ札幌監督)を2012年に招へいし、同指揮官のスタイルのもと、阿部勇樹のレスターシティFCからの復帰、さらには槙野智章、興梠慎三、西川周作、遠藤航(現・湘南ベルマーレ)、ラファエル・シルバ(現・武漢卓爾)らを毎年獲得し、2016年のルヴァンカップ優勝などに導いた。
しかしペトロヴィッチ、堀孝史前監督の更迭に伴い、2017年4月に強化本部長を退いた。2018年4月から2018年12月まで浦和の取締役本部長(2017年4月から取締役)を務めていた。
そしてその経験を買われ、今季は長崎で強化部長を担当。手倉森誠監督のもと、チームは1年でのJ1復帰を逃したものの、天皇杯ではベスト4に進出。”奇跡”の新国立でのクラブ初優勝を狙っている。
SNSを中心にさまざまな情報が飛び交うなか、今季チームを8位に引き上げた中田一三監督が続投するのかも注目が集まる。また、山道新強化部長の下、浦和や長崎からの選手の引き抜きもあるのか? 亀岡駅前に完成する『京都スタジアム』の誕生元年となる2020年、いろいろな面から京都が注目を集めそうだ。
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[文:サカノワ編集グループ]