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【浦和】今季初先発&初ゴールの安居海渡が「よくよく考えれば…」と実感した勝利の充実感

浦和の安居海渡。(C)2024 Asian Football Confederation (AFC)

「自分の中では、もうちょいやれたかなと思います」

[J1 10節]浦和 2–1 名古屋/2024年4月28日15:00/埼玉スタジアム2002

 J1リーグ10節、浦和レッズが安居海渡(Kaito YASUI)の今季初ゴールとチアゴ・サンタナのPK弾で、名古屋グランパスに2-1の勝利を収めた。浦和は首位のセレッソ大阪から5ポイント差の勝点14に伸ばした。

 GKランゲラックから名古屋のビルドアップのミスが続いた。インサイドハーフに抜擢された安居海渡は、稲垣祥へのハイプレッシングからミスを誘発してボールを奪いゴールを決め切った。

 今季初先発で今季初ゴール。89分にエカニット・パンヤと交代するまで、ほぼフル出場した。

 安居は試合後、「疲労感は最後ありましたが、よくよく考えれば、長く試合にも出られましたし、そういう点を含めて良かったと思います」と、充実の疲労に勝利の重みを実感していた。

「相手チームがマンツーマンだと分かっていたので、自分たちが動いてボールを回す意識を持って臨みました。背後へのランニングも、より狙って行こうという話はしていました。そういうところを意識してプレーしていましたが、自分の中では、もうちょいやれたかなと思います」

 もっとチャンスに絡めていけたのではないか。24歳のミッドフィルダーは「点を取れたのは良かったのかもしれませんが、その他のサポートのところなどもう少しできたと思います」と決して満足していなかった。

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 インサイドハーフのポジション争いが激しさを増すなか、安居がまず結果を残した。タフに球際に行けるところも強みである。伊藤敦樹との流経大出身コンビがこのまま勢いに乗り、ポジションを掴んでいくのだろうか――。

Posted by 塚越始