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【浦和】「レッズを背負ってほしい」伊藤敦樹が「自然と涙溢れた」宇賀神友弥からの背番号3の伝承

浦和の伊藤敦樹。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

天皇杯決勝翌日のチーム最後の日、二人きりになり伝えられる。

 J1リーグ浦和レッズのMF伊藤敦樹が2月1日、オンラインによる取材に応じて、終盤に突入した沖縄キャンプでの手応え、そして宇賀神友弥(→FC岐阜)から託された「3」番をつけて挑む新シーズンに向けて抱負を語った。

 30日にはサガン鳥栖と非公開のトレーニングマッチが行われ、45分×3本で6-5の勝利を収めた。詳細については語れないなか収穫と課題を問われた伊藤は「点を多く取れたのは良かったと思いますが、失点を3本で5失点してしまったのは課題。そこは改善していきたいと思います」と語った。

 キャンプ全般については、「新加入選手が加わり、少しずつ形になってきています。よりいい形でキャンプができていると思います」と、良い感触を得ていた。

 また、31日は終日オフに。「1日練習がない日で、気持ち的にリラックスできました」とリフレッシュし、残り5日間のキャンプに集中する。

 伊藤は今季、宇賀神友弥から「3」を託された。昨年の天皇杯決勝の翌12月19日にチーム解散式があり、伊藤があいさつへ行くと、宇賀神から「話がある」と言われ、それから二人きりになった。

 そこで「来年3番をつけてほしい」と言われ、その気持ちを伝えられた。

 10年間つけてきた番号であり、浦和ユースから流通経済大学を経て再び浦和トップチームに加入したという同じキャリアを辿ってきたこともあり、「これからのレッズを背負ってほしい」と伝えられた。伊藤も胸が熱くなり「自然と涙が溢れました」。そして宇賀神の思いを受け継ぎ、「その気持ちを背負って戦いたいと思いました」と決断した。

「重みある番号。サポーターにとっても、ウガさんが作り上げてきた選手像があると思います。今年プレッシャーはかかると思いますが、それ以上の活躍をして、ウガさんからも託して良かったと、サポーターからもレッズの3番は伊藤敦樹だと言われるぐらいの活躍をしていきたいです」

 プロ2年目の伊藤が背番号「3」とともに、新たな浦和の歴史を作っていく。

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[文:塚越始]

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