【広島】仙田新社長が就任。2024年新スタジアム供用開始に向け「調整が大きな仕事に」
サンフレッチェ広島。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
中国放送でJリーグ創設期から番組作りに携わる。
サンフレッチェ広島は12月24日、臨時株主総会と取締役会の決議により、 2020年1月1日から仙田信吾氏が新たに代表取締役社長に就任することが正式決定したと発表した。新スタジアムの2024年の供用開始に向けた調整と、それまでのエディオンスタジアムの活性化を「大きな役割」に掲げる。
仙田氏は1955年3月17日生まれ、64歳。広島県出身。中央大学法学部卒業。キャリアは次の通り。
1978年4月 株式会社中国放送入社
2003年5月 〃 東京支社支社長
2005年6月 〃 執行役員 東京支社長
2006年12月 〃 執行役員 テレビ局長
2007年6月 〃 取締役 テレビ局長
2009年1月 〃 取締役 テレビ営業局長
2011年6月 〃 常務取締役
2017年6月 〃 常務取締役退任、常勤顧問に
2017年6月 株式会社RCCフロンティア代表取締役社長
2019年6月 〃 取締役会長
Jリーグ発足年にテレビ番組「週刊サンフレッチェ」を立ち上げ、1994年のチャンピオンシップ総合優勝決定戦のパブリックビューイングを試みるなど、 放送マンとして早くから、サンフレッチェに関わってきた。1998年、日本がワールドカップ初出場を果たしたフランス大会初戦の日本対アルゼンチン戦を現地トウルーズで観戦している。
仙田新社長は次のようにコメントしている。
このたび、中国放送、RCCフロンティアの42年間を卒業し、1月1日付けで株式会社サンフレッチェ広島代表取締役社長に就任いたしました。
広島のサッカーは、宇品港の地先 似島にあった収容所の捕虜たちと旧制高校生徒が国内最初の国際試合をし、原爆の惨禍から立ち上がった選手たちがメキシコ五輪の銅メダルを牽引したという、輝かしい勇気の歴史を持ちます。
このサッカー王国を象徴するチームと御縁ができたことに、大きな誇りを感じています。 サンフレッチェから日本代表に6人が選ばれ、城福監督の下、ひたむきで献身的なサッカーは、大いに期待していただけます。
2024年開幕を目指して、市内中心部に新スタジアムを作ることが関係者のご努力で実現し、この調整が大きな役割です。
並行して、それまでの4年間、今のエディオンスタジアムを一層盛り上げることも重要です。
社長就任が報じられて、サッカーファンの層がどれだけ大きいかを肌で感じています 今のエディスタでの、従来にも増して楽しく、懸命に走る選手たちによって生み出されるスペクタクルは圧巻です。
ぜひ、エディオンスタジアムに足をお運びください。公共交通機関でも、言われているほどの不便さではないと感じていただけます。
社長としても、腹をくくって、強いチームにするための基盤づくりに汗をかきます。
広島を赤とともに、サンフレッチェの紫で染めていくのが夢です。
浅学菲才の身です。ご理解とご支援、ご指導を心よりお願い申し上げます。
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[文:サカノワ編集グループ]